Ground halo
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日本語名はまだありません。単語そのままの意味で地面に現れるハロのことです。
Atmospheric opticsさんの記事でいくつか取り上げられており、特にJari Luomanenさんが撮影した鮮明な22度ハロと46度ハロのGround haloがとても見事です。Marko Riikonenの写真も素晴らしい。
Atmospheric optics Ground halo
この現象は地面に六角柱型の氷晶が形成されることで起こります。写真の状況では地面は凍った湖です。湖の水が結晶化する場合、雪が降り積もるよりより高品質な結晶が出来やすいとされています。
氷晶の状態は、単体の六角柱氷晶がバラバラの向きで形成されている、また一つの氷晶に複数の六角柱が付いていて、それぞれが様々な方向に向いてることが条件となります。
これが大気中でのランダムオリエンテーションを地面上で擬似的に再現し、22度ハロや46度ハロを作り出していると考えられます。
ちなみに22度ハロは60度プリズム、46度ハロは90度プリズムの経路で形成されます。
また見た目は完全な円ではなく双曲線となります。これは大気中ではなく地面での氷晶でハロが起こるため、ハロの像が観測者から極めて近くなるからです。