番長グループSS3



無題


鴿子「鳩いくつだせる?私、14羽もだせるんだ~wwwwww」
アンディ「15羽です」
鴿子「・・・え・・・!?」
アンディ「鳩、15羽だせます。」
鴿子「・・・う、うわあ・・・ああ・・・ああああああああああ(イスから転げ落ちる)」
アンディ「どうかしましたか?1羽、2羽……」
鴿子「ああ、あふゥッ・・・ひいいい・・ガクガク(足が震える)」
アンディ「11羽、12羽、13羽……あれ、出ないな……頼む。出てきてくれ」
鴿子「ああ・・あ・うんっ・ああ・・・クルッポークルッポー(鳩が飛び出る)」
アンディ「なんてね冗談さ^ ^。14羽。そして、……15羽。」
鴿子「あんっ!ああん・・らめ・・・もうらめえ!クルッポー(14羽目の鳩が飛び出る)」

  • うん……アンディ知らない人にはサッパリだよねw
  • アンディwww なんか「らめえ!」言いながら鳩出してるのえろいね。

『僕の名前 ~ボード・エニグマティック・ボード~』



鍋パーティーを終えた番長グループの面々は片付けを行う者とくつろぐ者に分かれていた。
食後の一服に煙を吐く狂白ユウ。
隣で武器のメンテをするフルアーマー純子からも並んで煙が。

「カニカニカニカニカカニカニ、ふぐふぐふぐぐふぐ」
蛇淵かわずはいつものように歌っている。
ちなみにもちろん、今日の鍋にはカニもふぐも入っていなかった。

「ファハハハ……アカチャン!」「アイエエエエ!?」
運悪く夢魔の今宵の相手に選ばれてしまった影平が襲われ嬌声を響かせるが、周りは
慣れたもので動じる者はいない。

「ヨタさん、これもお願い」
「承知しました」

番長小屋奥の簡易台所では、掃除婦のヨタが残像が見えるほどの速度で次々に皿を
洗っては片付けている。ヨタの元に皿を運んでいるのはれたいたぷただ。

大きな鍋をどかすと、三五が鍋敷きの模様に気がついた。
生徒会SSスレの27で夢追から渡されたものである。

「綺麗な模様じゃな……ん? 裏にも何か描いてあるぞ」
「レッサーパンダだーっ」
かわずが即答した。確かに、しっぽがしましまの動物の絵が彫られている。

「あっほんとだ、そんな絵も描いてあったんですねー」
れたいたぷたは働きながら、横目でその絵を確認した。近づいて見ようとする。

「あ、番長ー、お茶ー」
しかしそこで、動き回るれたいたぷたを目に留めた鶉かなめがぶっきらぼうに声をかけた。

「それいいな、アタシも」狂白。
「あ、頼む」純子。
「すまんがワシも頼む」峰内。
「俺は……コーヒーがいい。ブラックで」紫乃守。
「助けてくれえー!」影平。

「あ、はーい!」

これは一般にパシリと呼ばれる行為で、普通は番長が言いつけるものである。
ひととおり食器を運び終えたれたいたぷたは、嫌味のひとつもなく笑顔で小銭を抱えて
外に出た。影平を助けるのは無理なので見なかったことにした。


―――


自販機の前で大量の缶を抱えながら、れたいたぷたは見知った顔を見つけた。
「夢追さん、素敵な鍋敷きありがとうございました」
「あっ、な、鍋……?」

一瞬混乱した夢追だがすぐに思い当たる。自分が渡した金属板が鍋敷きになるとは。
しかし、ということは。れたいたぷたは、そこに描かれた内容を見たのだろうか?

「ど、どうでした!?」
「どう……えっと、とっても可愛かったです! レッサーパンダ!」

果たしていかなる変化が? 意を決して聞いてみた夢追に、
れたいたぷたは一切罪のない微笑で応えた。……いや、なんにも応えられてない。
嗚呼、レッサーパンダ……。夢追は文字で伝えなかった事を後悔した。

どう伝えたものか、夢追は思案に暮れる事となる――

『安価SS・もういろいろと無理です』

――――――――――――――
 ホーホー、ホッホー。ホーホー、ホッホー。
 境内にキジバトの鳴き声が響き渡る。絶え間なく続く鳴き声と、共鳴する音がキジバトの多さを物語る。
 三五は今日のような休日だといつもキジバトの鳴き声に起こされる。規則正しい生活を送っているために
起床時間がある程度固定され、時間通りに起きられることも一つの理由だが、主な要因はこれにある。
 彼女がそっと目を開けると、ぼやけた視界の先に黒い何かがいるのを見つけた。

 忍者。

 そう、この忍者は先日三五と契約した影平代である。仕事のため、朝早くから神社の警備に当たっていた。
「ドーモ、ミコ=サン。オハヨーゴザイマス」
 忍者装束に身を包んだ影平が、三五の真上で朝の挨拶をする。上手いこと足だけで天井に張り付いて
いるため、首から下(上?)が見えない。三五は影平の頭を避けて起き上がった。
「お主、そのようなキャラではないだろう……」
「昨日ですね、友人からニンジャはこのような喋り方をすると聞きました」
「それは違う忍者じゃ。お主までそのニンジャになる必要などないのじゃぞ……」
 三五は寝間着替わりに着ていた襦袢が着崩れていることも気にせず洗面所に向かった。顔を洗い終えると、歯ブラシを取り出して歯を磨き、口を濯ぐ。
 寝起きの習慣を終えた三五は、身の丈に不釣り合いな襦袢を引きずりながら部屋の隅に置かれた
小型の冷蔵庫に向かった。中から今日の朝食を取り出した。
 スシだ。昨日買ってきたパック詰めのスシである。半額で買ったため、二百五十円だ。
 布団に戻って、黙々ともぐもぐ食べている三五を影平は観察した。
「……欲しいのか?」
「そういう訳ではないんですが……いつもそんな食事なんですか?」
「いや、今日だけじゃ。普段は自炊しとるから経済的なのじゃ」
「ですよねー」

 食事を終えると、三五は巫女装束に着替えた。緋袴が極端に短かったり、袖に赤い紐がついていたり
しない、正真正銘の巫女装束。
 神社の仕事といっても、参拝客の相手をするとき以外は特にすることがない。金銭の管理は基本的に
一家に任せているので、ある意味では三五も雇われの身だ。
「本日は晴天なり……っと。ん? あれは……」
 鳥居の上に立つ影平が何かを見つけたらしく、微笑んでいる。
「来客ですよ」
「逆砧と蛇淵……それと、狂白もな。なかなか珍しいのが来とるようじゃな」
 そう言われて影平が目を凝らすと、確かにその三名である。
「……本当だ、なぜわかったのです?」
「ふっふっふ。それはわしが神社ではいろいろとできるからじゃよ。神社でならわしはお主より強いぞ?」
 三五は胸を張って言った。
「せっかくじゃから、迎えに行ってくれぬかの? いや、行ってくるのじゃ!」
「了解しました」
 体のいいパシリにされているようながしたが、サービスの一環ということで自身を納得させた。

「ついた! ここがみーちゃんの神社だよーっ! ……ゲコ!」
 蛇淵かわずは聳え立った崖の前で叫んだ。
「たっけーな。あの上に神社があんのか?」
 次に口を開いたのは狂白ユウだ。彼女は典型的な不良少女だが、世の中には不良ほど友情や絆を大事に
する傾向がある。ゆえに、コミュ力使いである蛇淵と仲がい。
「とにかく、行きましょう。でも、もうこの崖を登るのは嫌ですよ?」
「え? なに? この崖のぼんの? 面白そうじゃん!」
 れたいたぷたの言葉に反応して、狂白は例の崖を登り始めた。れたいたぷたが止めようとすると、
上からニンジャが降ってきた。いや、忍者が降ってきた。狂白はその下敷きになった。
「どうも、おはようございます、みなさん」
「お、おはようございます。影平くん。あ、あの……」
「長い道を歩かせるのも何なので、お迎えに参りました。一人づつ私が担いでいきます」
 れたいたぷたが狂白のことを教えようとしたら、口を挟まれた。
「おお、それはありがとう! ぜひ頼むよ! ……ゲコ!」
 蛇淵も狂白には目もくれずに、影平に担がれ一気に崖を登った。
 れたいたぷたは、ずっと下敷きになっていた狂白に声をかける。
「あの、大丈夫ですか?」
「畜生、あのニンジャ、ツブしてやる……」
「だめです、そんなことしたら狂白さんが爆発してしまいます! 爆散四散でうわあぁぁあぁ!?」
 着地と同時にれたいたぷたを担いで、再び影平は崖を飛んで登った。それを追いかける狂白。
「待てやこのニンジャアアァァッ!」

 崖の上では、巫女装束の三五が待っていた。
「よくきたの、お主ら。歓迎するぞ。といっても、特に何もないがの」
「うん、みーちゃんも相変わらず変わってないね! ちょっとは背が伸びたみたいだし! ……あれ?」
「あの、今日は狂白さんも連れてきたんですけど……」
 と、言葉を紡ぎかけた所で、背後から叫び声。

「どこだニンジャァァアッ!!」

 あの崖をものの十数秒で駆け上がってきた。なかなかの体力だ。
 影平は自分を呼ぶ声に反応する。
「ここにいますよ」
 マスクの上からでもわかるドヤ顔。狂白はそれを挑発と受け取った。
「上等じゃねーか……! アタシと勝負しやがれッ!」
 直後、周囲に霧ができた。狂白の能力、『ホワイトメルト』によるもの。目くらましにはならないが、
この霧は相手の防御に関する部位を劣化させる能力。装甲の持つ耐久力が低くなるのだ。
 同時に、それによって相手の動きも鈍くなる。ただし、基本的にタイマン用の能力なので霧の中の
一人しか対象にできない。
「さっきは本当にごめんなさい。でも、喧嘩ならいくらでも受けて立ちますよ!」
 影平が臨戦態勢に入る。狂白によって一撃、二撃と加えられる拳を華麗に避ける。
 狂白が蹴りを入れようとすると軸足を倒され、殴ろうとしても手で止められるかギリギリで躱されるか
のどちらか。だが、影平から攻撃を仕掛けることはない。
 一方的な展開が続いていたが、影平に砂利を投げつけると大きな隙ができた。
「あンたちょっとウカツだぜ!」
 影平の顔面に拳が届こうかという瞬間、狂白は腕を中心に一回転し、地面に伏せられていた。
「喧嘩はそこまでじゃ。こんなところで湯けむり殺人事件なぞ起こされてもかなわんからの」
 上から三五によって抑えつけられていた。肩の関節もキまっているため、腕はピクリとも動かない。
「逆砧から事情は聞いた。ほぼお主のせいじゃの、影平」
「ええ……後から気づきました。彼女を下敷きにしているということに、いや、本当に申し訳ないです」
 影平はぺこりと頭を下げた。
「まあ、何かに免じてもらうわけでもないが、許してくれんかの?」
「フザけんな、それじゃあアタシの気がすまな――」
「まーまー、ちゃんと反省してるみたいだし許してあげようよ……ゲコ」
「……」
 蛇淵のコミュ力で、どうにかして狂白を宥めた。狂白は納得行かない様子だったが、蛇淵のため
という理由で渋々了承した。

「そうだ、こんなことをしにきたんじゃなくて……」
 蛇淵は本殿の賽銭箱に向かう。賽銭箱の前で財布を取り出すと、逆さまにして金を全てぶちまけた。
「今度のハルマゲドンで勝てますように! ……ゲコ」
「む、もしかしてまだ『金をいくらでも出す』になっておるのか?」
「うん……まぁ……」
 ちなみに全く関係ない話だが、この時影平は「番長グループの数少ない男友達である紫乃守煉獄なら
『ヤツを投入しろ! 急げ!』と言いながら同じ事をするだろう」と考えていた。
「これだけあれば願いも叶うよね」
「別に、金の量で決まるわけではないのじゃが……」
「叶わなかったらその時は『全く、何のために高い金を払っていると思っているのだね!』
って神様に文句言ってくるよ! ……ゲコ」
「お? 今度は神サマに喧嘩売んのか?」
 三五は無言で狂白をにらみつけた。
「あれ、絵馬がありますね……」
 れたいたぷたが、賽銭箱の隣にある絵馬に目が行った。それぞれの絵馬に様々なことが書いてある。
普通の願い事もあれば、愚痴やら何やらを書いてのもある。
「サキュバス? スイートサキュバス? スイートチョコレートおいしいです^^」
「メガネの教えに従う限り、コンタクトレンズ使いを見逃すわけにはいかん。ここで死んで貰う」
「ごめんなさい、もう色々と無理です」などなど、バリエーションは豊富である。

「さて、特にやることもなかろうし、何かで遊ばぬか? 缶蹴りくらいならできるぞ」
「あ、それいいね! ……ゲコ」
「うーん、でもみーちゃんは神社だと強いから、もっと違うのにしませんか?」
「アタシはなんでもいーぜ」
 今日も神社は平和であった。

3ターン目後手SS

嗚呼、空を見よ!!
魍魎の匣が中空を飛んでゆくではないか!!
盛り上がった大地のバリケードを掻い潜り鶉を殺すために!!

敵を殺す能力は味方を殺せるか否か!!
家康は神の認識に打ち勝ったのだ!!


女を殺したいのに敵に女が少ない。
彼の鬱屈とした魔人としての妄念が開放の時を待っていたのだ。

そう家康は味方を殺したかったのである!!

魍魎の匣が鶉の脳天を打ち砕く。

これが魔人田中権左衛門家康が神に愛された瞬間であった。

覚醒の時は近い。

爆心地


吸い寄せられたかのように

引き寄せられたかのように

血が、肉が、折り重なる場所

平らげるのは、皿の上のディナー

味付けは、FFの苦味

そこには敵も味方もない墓標

打ち捨てられた魍魎の匣を閉じるのは誰

骨を拾うのは誰

ハルマゲドンなんて起きたのかしら

きっと何も起きなかった

誰も死ななかった

だって死体がどこにもない!

デタラメ、デマカセ、与太話

怪談だわ 怪談よ

死体を食べる女が居るのよ

きれいにするのね

何事もなかったかのように

明日にはきっと元通りよ

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最終更新:2012年01月16日 00:17