桜宮高校の男子バスケットボール部顧問は、高校バスケ部の指導者として全国的に知られる存在で、
16歳以下の男子日本代表チームのアシスタントコーチも務めていた。以前から体罰も含めた“熱血”指導で
知られ、同部を全国大会の「常連校」に育てたという。
同校は普通科のほかに体育科などを併設。体育科などは大阪府内全域から入学できるが、普通科は
他の高校と同様に学区制がとられている。顧問を知る関係者によると、中学時代からバスケを続け、
普通科志望の生徒の中には、この顧問の指導を受けるために学区内に転居して同校に通うケースもあるという。
顧問は平成6年4月から保健体育科教諭として勤務。学校での評判について、顧問を知る卒業生からは
「先生がやってきたことは間違っていない」などと擁護する声も聞かれた。
ある関係者は、顧問の指導方法について「いいチームをつくることで評価されているが、古いタイプ」と指摘。
中高の運動部では「叱られ役」を意図的につくる場合があり、主将がその役になるケースが多いという。
「強く叱ったとしてもフォローは絶対に必要。コーチもいたはずで主将がそこまで思い詰めていたことに
なぜ気付けなかったのか」と残念がった。
- 大阪市立桜宮高校(都島区)では8日朝、3学期の始業式が行われた。校長が全校生徒約840人に
最終更新:2013年01月23日 04:12