テレタビーズとは、「楽しみながら英語を学べる子供向け知育番組」である。
しかし、すでに成長しているであろう我々からすれば「狂気」としかいいようのない内容になっている。


番組の内容
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ティンキー ウィンキー、ディプシー、ラーラ、ポーの4人は、子供の空想の世界に住む大の仲良し。テレタビーズはタビートロニック・スーパードームで幸せに暮らしています。彼らの住まいは、ホーム・ヒルの谷間のひっそり隠れた場所にあり、 遊びいっぱいのテクノロジーが彼らの生活に必要なものをすべて満たしてくれています。タビートーストやタビーカスタード、そしてコミカルな宇宙電気 掃除機のヌーヌーなど。なだらかな丘の風景の上には、子供の顔をした太陽(ベビーサン)がほほえみ、うさぎは飛びはね、花はおしゃべりをしています。言葉を話すラッパ(ボイス・トランペット)は、彼らに実世界の音を伝えてくれます。物の名前を教えてくれたり、数 を数えたり、歌を歌ったり。CGアニメーションもさることながら、ライオンやクマなどの他のキャラクターにも驚かされることがいっぱい。魔法の風車がまわると、テレタビーランドに突然不思議な現象が起こります。番組では毎回、テレタビーズの世界と、テレタビーズのお腹のテレビに映る現実の世界の幸せな子供たちの生活を見せます。テレタビーズは4人の仲間と同じくらい、子供たちのことも大好きなのです。

番組コンセプト
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番組の発想は「子供から、そして子供のために」テレタビーズの企画・制作にあたっては、実に入念な調査研究が行われました。制作会社のラグドール・プロダクションは、ストラトフォード・オン・エーボンに特設した設備で1年以上の歳月をかけ子供達を観察し、また英国の7つの幼稚園の園児を同時に観察して構想を練り上げました。放送後もこの調査・観察は続行中にあります。それだけに番組内容は制作した大人の感性寄りにあるのではなく、子供側に密着したものとなっており、世界中の子供が楽しめるものです。たとえば、主役である人気キャラクター、ティンキー ウィンキー、ディプシー、ラーラ、ポーは、子供が抱きしめて心の支えとするぬいぐるみから発想を得、そこに子供にとって一番身近で不思議なテクノロジー、テレビを組み合わせたも のです。この4人のテレタビーが住むのはまさに子供たちのイマジネーションの世界なのです。

番組の効果1
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テレタビーズは、子供と同じように耳にした言葉をそのまま真似します。また声のオーケストラともいえるほど多彩な声と言葉が登場します。見ている子供達は、その言葉を自分でもしゃべろうと試すわけですから、画面に向かって言葉を返せるように会話の間隔には十分な余白が多く取られています。また、テレタビーたちはおかしなしゃべり方をします。それを見て子供は自分の優越感を醸成し、自信を持って番組内に自己投入できます。さらに、テレタビーたちは生まれたばかりの子供のように何も知りません。このことは見る子供達にもわかり、自分よりもものを知らない存在としてテレタビーズのことを捉え、より新しい言葉への興味を持ち、言葉の発達の機会づくりへと自分自身を導いてい く効果があります。

番組の効果2
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テレタビーズは、子供がさらに本格的な学習に備えることができるように、思考能力の発達を促すように制作されています。テレタビーズの主人公の、ティンキー ウィンキー、ディプシー、ラーラ、ポー。この4人のおなかにはテレビが備わっています。そのテレビには子供が現実の世界で何かを行っている様子が映し出されます。見る子供達は、自分と重ねてその行為を理解します。あるいは、自分より小さい子供が行っている行為と受けとめます。それが学習する上での大きな助けになります。子供は次にどうなるか がわかり、その通りになった時の喜びによって、予測することを学びとります。テレタビーズのおなかのテレビでは、同じ挿入フィルムが1回の番組で2回繰り返されます。反復学習の基本的行為です。また、テレタビーズでは遊ぶ楽しさを通して学ぶことを大切にしています。笑うことでリラックスし、リラックスすれば自分に自信がわきます。自信が生まれれば好奇心旺盛になります。好奇心が生まれたら、もっと追求しようとする姿勢が芽生えます。それが、思考能力の発達につなが ることは児童心理学でも実証されています。 制作者の言葉良い本と同じで、良いテレビ番組も子供のために積極的に選ばれるべき。

以上が公式HPからの引用であるが、見ての通り「子供を研究している」がゆえに一緒に楽しむべき「両親」のことを考えていない。
知育番組は両親が判断して見せるべきであるが、恐らくこの番組を見て両親が「子供に見せたい」とは思わないだろう。
最終更新:2012年05月23日 17:20