「殺人上等（コロシジョートー）！俺たちゃ無敵の未成年様だぜ！」～第一話の不良の台詞より～
『SWORD BREAKER』（ソードブレイカー）は、2002年に週刊少年ジャンプで連載された梅澤春人の漫画。
2002年35号から51号まで連載された。全2巻。
あらすじ
1000年前、聖地ブリリアントの迷宮に安置された「切れないものはない」という伝説の剣を盗み出した邪悪な魔法使いアバルが、無敵の盾・ソードブレイカーを携えた勇者ルルドとの戦いに敗れ去った。
しかし、死の間際に放たれたアバルの呪いによって、ルルドは赤ん坊の姿にされた上に記憶を封じられ、異世界である現代日本へと飛ばされた。
現代日本へ飛ばされた赤ん坊ルルドは、高校生の少年・虎一に拾われミコトと名付けられた。
それから10年の月日を異世界で過ごしていたが、ふとしたきっかけから勇者の記憶を取り戻し、呼びかけに応じて帰還した元の世界で、虎一そっくりの剣士トランスに出会う。
彼の剣士としての心意気に打たれたルルドは、虎一からもらった名であるミコトを名乗り、彼と共にソードブレイカーから失われたガーディアンダイアモンドを探す旅を始める。
しかし行く手には、邪神アバルの復活を目論むアバルの信徒率いる魔人たちが待ち構えていた。
概要
紛う方無き典型的なジャンプ打ち切り漫画であるが、一部で狂信者がいたほどの人気漫画でもあった。
特に2chでは作品の敵集団の名前でもある「アバル信徒」と呼ばれる本作品に魅せられた人が続出。
アバル信徒は「おはようガッデム」「おやすみガッデム」という独特の挨拶を行い、布教を行うなど
論者の精神に近いものを持っている集団であった。
また、敵幹部である七剣邪のほとんどがラスボスに倒される(5体は一応登場している程度)、主人公が集めていた聖石がご都合主義的に集まるなどかなり無理矢理伏線を回収していることも特徴である。
このような伏線回収の特徴から「ソードマスターヤマト」型 の打ち切り作品の原点と言われている。
打ち切りにもかかわらず最終話の巻末コメントにおいてテンションが異常に高いという点もかなり印象的であった。
「ＳＷＯＲＤ ＢＲＥＡＫＥＲ」を毎週読んでくれていたみんな！ほんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっとうにアリガトウ!!
■関連項目
最終更新：2012年02月08日 18:01
