「その子は・・・・・・まだ温めてる途中だったの!私からその子を奪わないで!」
奴は微笑し、卵を持ったまま空へと消えて行った。私はただ地を這いつくばるだけだったのに。

マグカルゴとは、ウルガモスに居場所を奪われた血便である。

第四世代ではよく孵化のお共として手持ちに入れていたトレーナーも多いだろう。
しかし、第五世代で状況は一変。
同じく炎の体持ちのでそらをとぶを覚えた「ウルガモス」の登場でマグカルゴなど他の炎の体持ちポケモンは役割を失った。
ウルガモスを捕まえる前にBWに連れてきてしまっていたトレーナーは、HGSSでの炎の体持ちポケモンの再捕獲に悩まされ、BWに送ってきた炎の体持ちは愛着があるせいかそのまま残してしまってボックス圧迫になってるケースも少なくないだろう。

唯一の炎岩の複合タイプである。
4倍弱点が二つあり、2倍弱点も多く、素早さが遅いせいであっさりと落とされることが多い。
しかし防御は高く、特性のおかげで接触技は躊躇させることができる。あくまで「うちたくないな」と思わせる程度であるが。
第五世代に入って「からをやぶる」を習得し、ある程度の火力・素早さを手に入れた。

シ○クサのマグカルゴは自己再生と噴煙、リフレクターを採用した物理受け型。
ヨプの実を持つことで格闘技に対してもリフレクターを貼り、自己再生で粘る。
特性や噴煙で相手を火傷にし、原始の力で能力アップを狙っていくスタイルはまさにシラ○サであるといえる。
バトレボにおいては大いに使用されたが、根性持ちや超火力物理の増加で最近はあまり出番がない。

イラストは配信初期に描かれたものである。
このイラストの為、「血便」という愛称で呼ばれるようになった。
血便はそのユーモラスな姿により初期のサザンクロスの象徴のような存在として親しまれた。
最近でも「血便杯」と呼ばれる大会がきまぐれに行われ、ちょっとしたマスコットととして微妙に存在感がある。

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ポケモン
最終更新:2012年01月19日 15:03