『AKABOSHI -異聞水滸伝-』(アカボシ いぶんすいこでん)は、天野洋一による日本の漫画作品。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)2009年25号から49号まで連載。全24話。全3巻


あらすじ
900年前の中国・宋の時代、圧政と貧困に苦しむ民衆の間で、伝説の義賊の噂が囁かれていた。
腐敗したこの国を倒し変えようとする正義の集団、その名は「替天行道」。彼等に憧れる少女・翠蓮は「替天行道」の名を騙り悪を倒す事で、皆に希望を与えようとしていた。
そんな彼女の前に、巨大な剣を持った傍若無人な少年が現れる。紅く燃える流星の如き剣技を振るうその少年の名は、戴宗。この世界の夜明けを告げる明星(あかぼし)にならんとする男である。



天野洋一の『週刊少年ジャンプ』に於ける二度目の連載となる。登場人物や世界観などは中国明代に書かれた小説『水滸伝』を元に作られているが、天野自身は「色々とカオスな自分的『水滸伝』として読んで欲しい」とコメントしている。
そのコメント通り、内容は藤崎竜の『封神演義』にも似た、奇抜な設定を盛り込んでいる。

しかし、連載の短期打ち切りによって108の魔星を持つ英雄が全員揃うことはなく、『水滸伝』の序盤に相当する部分を描いただけで物語に決着を見ないまま終了している。

単行本の第3巻では、伏線を回収するために連載版では書かれなかった設定を盛り込み、また後日談を2話載せてある。


アマゾンレビュー(一部抜粋)
  • 漫画を買ったというより、漫画のような画集を買った気分になる作品だった。
  • 絵だけは飛びぬけて上手い。でもそれだけの漫画
  • 絵は綺麗、そしてよく動く。ただしそれに限る。
  • 素人目に見ても絵はキレイで(コマ割というか)全体のデザインもしっかりとしていた

など内容よりも絵が評価されることから

綺麗な画集と呼ばれている

■関連項目

タグ:

打ち切り漫画
最終更新:2012年01月10日 13:24