ラベンダーとは
 ラベンダー(ラヴァンドゥラ属)はカナリア諸島~地中海沿岸、インドにかけて20数種が分布する小低木です。主に栽培されているものに、イングリッシュラベンダー、フレンチラベンダー、フリンジドラバンダ-、ウーリーラベンダーなどがあります
 主な開花期は春~初夏で、花茎を伸ばしてその先端に小さな花を穂状にたくさん付けます。花色は淡紫~濃紫、白などがあります。草姿や花は種によって様々です。
 花壇に植えて花を楽しむほか、花や茎、葉などに芳香がありハーブとしても扱われます。蒸留して得られた精油(エッセンシャルオイル)は香料や香水の材料になります。 芳香の主成分は酢酸リナールやリナロールでこの2つで芳香成分の8割以上を占めます。いくつかの種から精油が採取できますが、その中でもイングリッシュラベンダーが最も質が高いとされています。花を乾燥させたものはポプリになります。


歴史・由来
 栽培、利用の起源は古代ローマ時代と言われています。日本には19世紀の初めに渡来しましたがそのときはほとんど普及しませんでした。日本での栽培の始まりは昭和12年、フランスから導入した種子を日本各地で栽培したのがはじめとされます。
 ラベンダーの名前はラテン語のラヴァンド(洗う)にちなみ、古代ローマにおいて入浴剤のように広く利用されていたところにちなみます。また、衣類を洗う際、香り付けにラベンダーが用いられたという説もあります。
最終更新:2012年01月09日 21:08