レゲエ用語で「ボンボクラ」である。
ボンボクラとはパトワの一種で相手をけなす罵声のひとつ。英語でいえば、シット!(Shit!)やファッキン!(Fuckin!) に近い。つまり汚い言葉だ。
ボンボにあたるBombo(Bumbaの表記もある)は、女の子のナニ。日本語の方言であるボボに似ているのがけっこうおかしい。
クラにあたるClaat(Clotの表記もある)は英語のclothで布。Bombo Claatで、生理のときに当てる布を指す言葉なのだ。

つまり汚いという意味な訳。実際は、生理~なんて誰も考えずに「コンチクショ!「クソったれ!」という感じで使うのが一般的だろう。
当然、ジャマイカで上流階級に属する人間は使わない。他の表現には、ほとんど同じ意味の言葉で、ラスクラ(Rass Cloa)がある。
この場合、「ラス!」だけでも使用可だ。

とにかく相手をけなすときにも、憤まんを表現するときにも便利な言葉。ミュージシャンもけっこう使っている。
最終更新:2012年01月10日 17:36