中村 聡(なかむら さとし)は、マジック黎明期から「業師」としてマジック界を支えてきた人物。NACの名前で親しまれる、日本でも有数の名プレイヤー。
ユニークな帽子をかぶって大会に参加することから海外での愛称は「ハットマン」と呼ばれる。

漫画「デュエル・マスターズ 」ではやたらと格好良く描かれている。著しく現実と乖離している。当時の彼はヒゲを長く生やしていたのに、ヒゲの描写が全く無い。
ちなみにこの作品でNACと主人公の切札勝負が対戦した際、主人公が1ターン目にプレイしたカードのLibrary of Alexandriaは英語版しか存在しておらず、小学生が英語を読めるとは思えない。
多少読めたとしてもすごい回りくどい英文の書き方がされているため、理解するのは非常に難しい。でもコロコロ漫画だから仕方ないね!

一方で、大学在学中より自らがデザインしたカードゲームを商業ベースにのせ、30才を前にしてクリエイターとして生きるべく銀行を退職し、平成13年にカードゲームのシステムデザインの事務所『遊宝洞』を設立、今日に至るまで数多くのゲームの設計を担当している。
代表作のひとつとして、ブロッコリー発売のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」がある。現在はともかく、発売直後に「緑」が非常に強くデザインされていたのは、マジックにて冷遇され続けてきたフェイバリットカラーの意趣返しだったのだろうか。
同じくブシロード発売のTCG「ヴァイスシュヴァルツ」も彼によるデザイン。08年から登場した比較的新しいTCGだが、日本国内での売り上げは「ディメンション・ゼロ」はおろか「MTG」「ガンダムウォー」をも超える規模と化した。
2011年からはブシロード発売のTCG「カードファイト!!ヴァンガード」のデザインも担当、CMにもタレントのDAIGOと共に出演している。見ると分かるが、いる意味があまり感じられない。
TBS系列テレビ番組「カード学園」にて解説を行っていた。ちなみにカード学園の第1期OPは田村ゆかりfeat. motsu from m.o.v.eの「You & Me」、EDは水樹奈々の「Dear Dream」。2期のOPには引き続き田村ゆかりの「Heavenly Stars」
が採用された。


生涯獲得賞金

$26,553(プロイベントではないThe Finalsの賞金は含まれていないためもうちょっと多い)

生涯獲得プロポイント

丁度100点。これによりマジック殿堂プレイヤーの投票権、被投票権を獲得している。

主な戦績

  • グランプリ京都03 ベスト8
  • グランプリ札幌02 ベスト4
  • アジア太平洋選手権01 上位入賞資格剥奪(「不正行為−賄賂や共謀」により失格処分で順位つかず)
  • プロツアーロサンゼルス01 ベスト16
  • グランプリシドニー00 ベスト4
  • グランプリ札幌00 優勝
  • アジア太平洋選手権00 ベスト8
  • グランプリ名古屋00 ベスト8
  • グランプリ台北00 ベスト8
  • The Finals99 ベスト8
  • グランプリ東北99 ベスト4
  • アジア太平洋選手権98 優勝
  • グランプリ東京97 ベスト8
  • 日本選手権96 準優勝
  • The Finals95 優勝
  • インビテーショナル99 アジア・太平洋地区選出

著書

  • 中村聡のマジック五輪の書―Magic The Gathering (ホビージャパンMOOK)

※アジア太平洋選手権01でに失格について
決勝ラウンドに残ったPeter Chaoと斎藤友晴のマッチアップについて、Peter Chaoが最後まで決勝ラウンドに参加できない為、斎藤に勝ちを譲る代りに賞金の一部を要求したが、斎藤が英語が分からない為に中村が翻訳として仲介した。
このような申し出を受けた時はプレイヤーはジャッジに申告する義務があるが斎藤、中村両者共にこの様な意識は無くジャッジに申告しなかったため受賞資格をも失う失格の裁定を受けた。
つまりNACは巻き込まれたんだよ!



NAC氏のファンによる男前なイラスト
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最終更新:2012年01月11日 06:03