非リア杯負け組は、HAL研究所が開発し、任天堂が発売した対戦型アクションゲームのシリーズ名である。略称「スマブラ」。ディレクターは『星のカービィ』の生みの親でもある桜井政博。


概要

『スーパーマリオブラザーズ』のマリオや、『ドンキーコング』のドンキーコングなど、任天堂が過去に発売したコンピュータゲームシリーズの代表的な人気キャラクターが、彼らの登場するゲームの世界観をモチーフにしたステージ上で戦う対戦アクションゲームである。

対戦型格闘ゲーム的な性格を持つこのシリーズをひときわ特徴づけているのは、ゲームの勝利条件である。それぞれのプレイヤーは各キャラクターに割り当てられた体力を奪い合うのではなく、いわばおはじきやベーゴマのように、ゲームの舞台から場外へ落下した(させられた)者が敗れ、最後まで舞台に残っていた者が勝者となる。

格闘ゲーム的な性格を持つがホームページなどでの説明では「対戦アクションゲーム」とされ、「格闘ゲーム」という言葉は使っておらず(比較のためにあえて使うことはある)、開発当時にはシステムの複雑化が著しくなっていた格闘ゲームへのアンチテーゼを込めて制作された作品であることを制作者はしばしば述べている。さらに、ゲームセット時に負けたプレイヤーキャラクターが勝ったプレイヤーキャラクターに対して健闘を称えて拍手するなど「闘い」よりも「競技」といった色合いが強くされている。


ゲームシステム

2Dアクションゲーム風の画面構成で、各プレイヤーは自分の選択したキャラクターの持つ能力によって相手を攻撃し、足場の無い画面下端へ相手を落とすか、左右または上端の更に外側へと放り出せば勝利となる(いわゆる対戦型格闘ゲームで言うKO)。「ステージから落ちる」とは、足場を踏み外したことが即座に落下判定となるわけではなく、ステージの上下左右に設定された限界ラインへの到達によって判定される。したがって、たとえ足場よりも遠くへと吹き飛ばされても、限界ライン(画面外)に到達する前に空中ジャンプや必殺ワザを使い、足場まで復帰することができれば失点にはならない。

キャラクターは攻撃を受けることによってダメージ値(%で表現される)が蓄積してゆく。このダメージ値はキャラクターのふっとび易さに比例する。つまり、多くのダメージを受ければ、それだけふっとび易くなるということである。攻撃を受けた場合のふっとび易さは、各キャラクターごとに異なっており(「重さ」として表現される)、軽いキャラクターは大きくふっとばされ易いが、弱い攻撃でも大きくふっとぶため連続して攻撃を受けにくい。一方で重いキャラクターは逆であり、ふっとばされにくく打たれ強いいが、ふっとびにくさのため連続攻撃を受け易い。
最終更新:2012年02月14日 16:37