●概要

霊感の強い高校生・黒崎一護が死神となってどんどん強くなりながら仲間とともに敵を倒していく、ジャンプバトル漫画の王道。
いろいろなところに伏線のようなポーズだけのような匂わせ要素が含まれており、物語がどんどん発散している状態。
技や人物の名前に変換不能な漢字を使ったりほぼ横文字で統一されたサブタイトルになっていたり「何・・・だと・・・?」に代表されるヒキを多用したり強さを数値で表現したり隠し技が次から次に出てきたり、誰も本気で戦わず(それが美学)、場合によっては「中二病」と揶揄されるような表現にあふれているが、それらもまたこの漫画の魅力である。
話に区切りがつく毎に新しい捨て巨乳キャラ、謎を秘めた馬面のおじさんが登場し、以前のキャラの登場は精々がエンディングぐらいである。
また、シ○○サ枠においてはミュージカル、迷セリフ等が強く人気を博している。


●主な登場キャラクター
砕蜂(ソイフォン)
声 - 川上とも子[1](初代)、桑島法子(2代目、第206話 - ) /演 - 関根あすか
身長151cm 体重38kg 2月11日生まれ 好きなもの・魚 嫌いなもの・肉
護廷十三隊二番隊隊長・隠密機動総司令官及び同第一分隊「刑軍」総括軍団長・女性死神協会理事
代々処刑・暗殺を生業とし続けてきた下級貴族「蜂(フォン)家」の九代目。6人兄妹の末っ子として生まれ、5人の兄達も隠密機動所属だったがまもなく死去。おかっぱのようだが両耳付近は長く、それを布で巻いており、髪の先には輪がくくりつけられている。隠密機動入団時に蜂 梢綾(フォン シャオリン)の幼名を捨て曾祖母の号「砕蜂」を(アニメでは有無を言わさず強制的に)受け継ぐ。
善悪等に関心が無く、護廷十三隊隊長としての使命と矜持にのみ基づいて行動し、任務に障害がある者はたとえ仲間であっても排除しようとする冷徹な性格。部下と親しくしあうのを好まず、副官の大前田をぞんざいに扱う素振りも見せているが、非常事態には自分よりも部下の命を優先させようとする一面も持っている。また仲間のピンチは敵を倒すチャンスとして利用するという隠密機動としての持論を持っている。死神隊士や隠密機動の中には彼女に憧れる者も多く、ファンクラブまで存在するほど人気が高い。羽裏色は琥珀色(こはくいろ)。羽織は袖のないタイプ。
夜一の元部下で彼女を敬愛・崇拝していたが、それゆえに夜一の突発的すぎる逃亡に戸惑いを覚え、裏切り者と誤解して彼女を恨み、自らの手で捕まえると決意することで、その感情を乗り越え、総司令官の地位へ上り詰めた。しかし夜一への想いは完全には捨て切れず、後に夜一との対決で誤解を解き、和解し共闘する。夜一が逃亡する原因となった浦原喜助を嫌っている。夜一と関わりがあったテッサイの部下であるハッチとは面識があるが、現在ハッチが所属している仮面の軍勢が浦原と繋がっている為彼のことも嫌っており、大前田にハッチのことを聞かれた際も「知らない」と答えた。
基本的な戦闘能力では夜一を圧倒するものがある一方、総合的には未だ一歩劣る。戦いの際、刑戦装束という背中が露出しているノースリーブの服を着ている。また、白打で戦うことが多い。「瞬閧」(後述)を、未完成ながらも独力で身に付けている。
アニメのバウント篇では馬橋にビットの毒を注入されるも、雀蜂の毒を使用し中和。馬橋を油断させ、撃退することに成功している(原作には雀蜂自体が毒を持っているという記述・描写はない)。また、訓練により、たいていの毒は彼女に通じないらしい。また、バウント篇や過去篇でも浦原を疎んでる節がある。
和解後は夜一に対する思いは同性愛の領域に達している。彼女との絡みは原作・アニメ共によくネタにされており、小説『BLEACH THE HONEY DISH RHAPSODY』では事件がひと段落ついた後、夜一が尸魂界滞在中は仕事そっちのけで身の回りの世話やお供をしており(だが仕事は猛スピードで終わらせている)、二番隊隊長の座を譲り渡してまで尸魂界に戻ってきてくれるよう懇願していた。また「死神図鑑ゴールデン」では夜一にチョコをプレゼントしようとするも、当の夜一が猫に変身して受け取りを拒否されてしまう。そんな思いに起因してかネコグッズの収集を趣味としている。
他隊の隊長格と共に、空座町での藍染との決戦に出陣する。バラガンとの戦いで左腕を失う重傷を負うが、ハッチと共闘してバラガンを退けた。その後、藍染に挑み敗北する。




    斬魄刀:『雀蜂(すずめばち)』
解放前の状態でも他の斬魄刀に比べて短く、能力解放と共に右手中指に付けるアーマーリング状の刃に変化する。能力は最初の一撃で標的の身体に刻まれる死の刻印「蜂紋華(ほうもんか)」にもう一度攻撃を加えることで必ず相手を死に至らしめる「弐撃決殺(にげきけっさつ)」。外面の所に二回攻撃を加えずとも、前後左右からでも体の臓器を二撃決殺できる。二撃を加えられた相手は蜂紋華に包まれるように消滅する。
解号は「尽敵螫殺『雀蜂』(じんてきしゃくせつ『〜』)」


   【卍解】:『雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)』
能力解放と共に砕蜂の右腕にハチの下腹部を模したような照準器付きの砲台が装備され、そこから金色の蜂の針状の砲弾をミサイルのように放つ。姿が巨大で重すぎて動く事もままならないため、砕蜂自身は隠密機動の矜持に反するとしてあまり使用を好んでいない。一発による破壊力は本人曰く「暗殺と呼ぶには派手すぎる」ほど高く、着弾点に巨大な爆風を撒き散らすため、暗殺よりも殲滅戦に向いている。ただし連続での使用は体力の消耗が激しいため、三日に一発が限度。また使った砕蜂自身も反動で吹き飛ばされるため、バラガンとの戦いでは鎧の下地に使う鋼鉄の帯「銀条反」を自身とビルに巻いて使用していた。しかし、実際に使用した際には、爆風によってその銀条反も千切れ、更に吹き飛んだ砕蜂を庇おうとした大前田もろともビル壁面にめり込んでしまう程の威力を発揮している。


   技「瞬閧(しゅんこう)」
白打と鬼道を練り合わせた高等戦闘術。鬼道を身にまといそれを炸裂させて戦う。本来は隠密機動総司令官に継承されてきたものだが、砕蜂はそれを知らされないままに独自に開発、会得した。だが、夜一のそれと比べるとまだ劣っている部分も多く、完成の域に達していない。夜一と肩を並べて戦う日を夢見て、休日には修行に励んでいる。
   技「滝鯉(たきごい)」
相手の蹴りなどを手と足で受け止め、体勢を崩させる技。
   技「吊柿(つりがき)」
相手の放った拳や蹴りに自分の手足をかけて攻撃の軸にする戦闘手段。もともとは夜一の生み出した技。
   技「風車(かざぐるま)」
一回転し、落ちる力を使用して爪先蹴りを放つ。砕蜂と夜一の自ら回転する技の総称でもある。

■関連項目
最終更新:2012年01月11日 01:14