ヒトミデメテルデッキ


概要

Ver.1.2で追加された、レベルが上がった味方を強化するデーメーテールと味方がアタックするたびにそのユニットのレベルを上げる炎の魔導師ヒトミを中心に
レベルを上げて物理で殴るデッキ。名の由来はプレイヤーから同Ver.で追加かつ相性が良いこの2枚を指してよく言われることから。
赤緑の基本的なビートダウン構成にクロックアップギミックを合わせたデッキである。
しかし自分でドンドンユニットのレベルを上げる性質上、レベル2以上を対象としたカードには非常に相性が悪い。

Ver.2.0より、全国環境で使用可能なカード(1.2以降)だけで構成された本デッキがスターターとなった。
カードセット「エージェント応援セット」により強化できる点も共通。
さらに2.3EX2より大幅強化が施され、ヒトミの効果による除去力も加わった事により、さらに盤面の制圧が容易になった。
適切に改造し、ハマれば相当な勢いを持つデッキなので、かなり長い間カードを集めながら戦うことができる。

デッキ構築

基本は強化してくれるデーメーテールを中心に味方のレベルを上げるユニットやレベルが上がることでアビリティを活かせるユニットをアタッカーとして採用していきたい。
インターセプトは赤のダメージをいれるなり、緑のパンプアップ系を入れるなり、ユニット構成やどんなコンセプトで組むのか自分のデッキと相談して採用しよう。

ユニット/進化ユニットカード

上にも書いたとおりデーメーテールの採用は必須。
後はレベル上げ要員とアタッカーの採用を。

このデッキの主力カード。
場にいてこそ効果を発揮するので相手からは真っ先に除去されやすいのには注意。
レベル1であれば【秩序の盾】が付与されバーン系に対しての耐性があり、先攻となった場合は初手で出しても良い。
自分のレベルが上がれば自分も強化されるが、【秩序の盾】は解除される点に注意。
【神】であるため女神の詩や黄属性と混成して神人ヤマトタケルとシナジーもある。

味方ユニットのクロックアップに反応して基本BPを強化するユニット。
フィールド効果のデーメーテールとは異なり、先に出しておかなければ効果はないが、
ブラックバニーがフィールドを離れても補正値が残る利点がある。
種族【舞姫】を活かして丹花のリンリン巫女の護り手などのシナジーも組み込める。

自分のユニットのアタック時にクロックアップを行う。
Lv.1でアタックすれば自動的に2に上がり、戦闘に持ち込めばそのままオーバークロックを狙える。
デーメーテールやブラックバニーがいればそのまま強化されてからアタックできる。

また、ユニットがLv.3になった時に4000ダメージを飛ばす。
単純に相手のBPラインを下げるだけでなく、低BPユニットの除去も見込める。

こっちはこちらのターン始めに同じ色の一体のレベル1アップ。対象と自身が一ターン生き残りさえすれば確実に上げられる。
コスト1のユニットのため展開しやすく、進化元にもしやすい。ここでは赤緑のユニットしか書いてないが他の色と混色するならその色に対応したユニットの採用も検討したい。
なお火遠理は色問わずかつ相手ユニットもレベルアップ可能だが、合わせにくい青ということから採用はあまりされない。

  • ■カウンター・クロック持ち
被プレイヤーアタック時に好きなユニットのレベルを上げられるユニットたち。
効果自体は受動的だがこちらもレベルアップ効果であることには変わりなく、上記のユニットと組み合わせることで更なる攻勢を狙うことも可能。
自分のユニットがLv.3以下ならライフが残る限りジャッジメント玉璽などの行動権封じの対策にもなる。
各色種族効果とバラバラなので自分に合ったユニットを採用していこう。現状はドロー効果が優秀なクシナダヒメが筆頭。
ほかにも相手のチャンプブロックを抑制するブレイズシューターなど。またフラン・ブラン魅惑のトリアは【舞姫】なのでブラックバニーと同じく巫女の護り手が使える。

  • レベルが上がると強化されたり、効果が発動するユニット
アタック要員。Lv.3効果もオーバーライドにこだわった構成にせず狙えるのがこのデッキのメリット。
サポートユニットいてこそのカードでもある。

  • オーバークロック時効果発動カード
赤なら全体ダメージのバク・ダルマン、単純に強力な破壊少女シヴァなど。
緑ならコスト1で出しやすいケロルド・ハンゾウや安定の全体強化の軍神アテナなど。
手札に寝かしておいて発動も狙うのも良し、場に出して他のカードで発動も狙うのも良しである。

クロックアップすることで効果がさらに強力になるカード。
テューポーンは戦闘かプレイヤーアタックで更にダメージを相手に迫れる。Lv.1の状態から出してもLv.2に上昇するので、ヒトミと合わせれば即座にLv.3の火力を出せる。
ティターニアは場にいれば味方に自分の効果が乗るので優秀なサポート要員にもなれる。また【王の治癒力】も持つので、耐久力も高い。
ただしLv.3の状態で効果が発動するとレベルが下がり、デーメーテールで強化した分が元に戻る点に注意。

CPがかなり重いがフィニッシャーにもなり得るカード。
強制戦闘で相手のユニットを排除できるので、プレイヤーアタックが通せても厄介な布陣を崩せるだろう。
更にLv.3になれば【貫通】と敵味方に基本BPマイナスを振りまくが味方の被害も考えて戦闘で倒すユニットは考えて倒そう。
自分の効果でレベルは上げられるのでレベルを上げること自体はこのカードには容易である。

黄色の大型ユニット。その分安定感のあるスペックと守りに特化した効果を持つ。
緑赤だと正面から突破し辛いデッキに行動権封じを加えることでまた別の方向性を見出せるだろう。

Lv.3になれば自分が自壊する代わりに相手のユニットをすべて消滅させるという凄まじい効果と、無視できないデメリット効果を持つ。
特に攻撃時のライフ減少に注意。ヒトミと合せる場合自分のライフが残っていないと自殺するだけである。
BPが高いとは言え、相手の破壊効果やバウンス、消滅効果など弱点も多い点に注意。

敵のユニットに【強制防御】を付加させる事で、ヒトミによってLv.2になったユニットで殴ってLv.3になって再度アタックに行く事が可能。
ヒトミのLv.3効果と合わせれば2体一気に除去出来るので相性は非常によい。

  • その他のユニット
レベルを上げるギミックを取り除けば赤緑の基本的なビートダウン構成なのでそれ以外のユニットは基本的に使いやすいユニットを入れればよい。
CIP効果ドロー珍獣や進化メタの四大精霊、ジャンプーファントムなど対策カード、戦局を動かす強力な進化カードなどどういうコンセプトで組むか人それぞれ分かれるだろう。
キュベレー緑精リーフで【貫通】をつけ戦闘に強いことを前面に押しだしてもよい。
同じ赤緑でヒトミとデーメーテール昆虫デッキ侍デッキデッキに出張させたりなどの構築も考えられる。


トリガー/インターセプトカード

サーチ系トリガーの採用は当然、インターセプトは赤は厄介なユニットの除去にダメージ系、緑は戦闘で確実に勝てるようパンプアップ系が好ましい。
余った枠に人の業弱肉強食などの特定のカードの対策カードを。

味方も巻き込むが、デッキの特性上レベルを上げやすいので使う場面を間違えなければ味方を巻き込みにくい。
居ると厄介なユニットの除去と力負けしている時の補助火力に。

スピードムーブ】を付与するインターセプト。即座にヒトミデメテルコンボの恩恵を得ることが出来る。
カウンタークロック持ちに使用すればクロックアップ時能力も発動するので奇襲性はさらに高まる。
テューポーン、ティターニア、獅子王などと合わせたい。

戦闘にさえ勝てば自分のユニットが一気にオーバークロックするド派手なインターセプト。
発動できれば出したばかりのユニットもオーバークロックでアタック制限がなくなり一気に勝負を動かせるだろう。
CP3使うが狂気の決闘場で確実に発動せるのもいいだろう。

対戦相手が出した直後のユニットへのカウンター火力。
前者はCP2もかかるが7000ダメージで、恐らく天敵となる虹色のキャンバス付きキャプテン・キッド(Lv.1に限る)を討ち取れ、
後者はOC状態でなければ3000ダメージと安いが、OCユニットに対しては10000ダメージと破格の威力を叩き出す。
天敵となる魅惑のテレスもLv.1ならば封札の煉獄炎で討ち取れる(ただしトリガー1枚を破壊される)のでお守りとして採用したい。

基本戦闘には勝てるようにするためこのようなパンプアップ系は数枚採用しておこう。
上4つは緑でよく使われるカードだがこれ以外のカードもDOBやらデッキのコンセプトと考えて採用しよう。
上の3つ以外で緑のスピリットアックス森の女神、奇襲性の高い無色の英雄の剣勇猛なる決起など。

緑の数少ないダメージカード。
ORしたユニットを火種に出すとデーメーテールの強化も乗るのでお得である。

戦闘に勝たなければレベルは基本上がらないので、このカードは味方の強化と相手の盤面の除去を合わせて持てる。
相手の厄介なユニットの除去やLv.2のユニットに使って連続攻撃など。上記の勝者の証のような戦闘勝利時に発動するカードとは相性が良い。
またダメージ系などと違い、効果でなく戦闘で破壊するので相手の巫女の護り手などの発動も封じられる。

味方全体に【貫通】を付与するカード。盤面を支配した状態で使うことができれば一気に勝負を決めることができる。
戦闘に強いこのデッキとは相性の良いカードである。

ユニットのレベルを下げるカード。レベルを上げるデッキコンセンプトに反したカードだが、
すでに使い終わったオーバークロック効果やLv.3になった時に発動する効果持つユニットの効果を再度発動を狙ったり、
Lv.2以上を対象とした効果から回避するためになど、いろんな使い方ができる。
整理整頓はカウンタークロック持ちとは相性が良いがデーメーテールとは相性が悪いので注意。

パックを購入して強化する場合

このデッキをベースにさらなる強化をしたい場合の選択肢を挙げる。

CIPにコスト3以下の【魔導士】を【特殊召喚】するユニット。
【魔導士】をヒトミに絞れば確定召喚が可能となり、2体一気に並ぶ事になる。
もしこのユニットを入手出来たら後攻初手には軽減でこれを出した方が安定する。
また自身も【貫通】を持つので、このデッキのコンセプトと非常に噛み合う。

フィールドに出た時点で即アタックを行う特殊なユニット。
当然ヒトミによるクロックアップ効果も受け、Lv.2の状態で出せば即座にOC効果を飛ばせる。
【次元干渉】も持つのでブロックもされにくい。後述のワンダーケーキと組み合わせるのも面白い。

ピンチになればなる程その真価を発揮する進化ユニット。
ライフが低い程基本BPも上昇し、そのBPのダメージを相手ユニットに飛ばす。
さらに相手のバーンダメージを吸収して自分のBPにするので、特に赤系統のデッキに対しては天敵と言える存在になる。
また、OC効果で敵ユニット全体の基本BPを低下させた上で【攻撃禁止】も付けるので守りにも使える。
ただし、デーメーテール以上に神への反逆に気をつけたい。

獣忍白狼などの【不滅】持ちや突破出来ないような高BPユニットへの対策として。
前者は自分のユニットも消滅させてしまうが、ターン終了時に消滅したユニットを特殊召喚させるので、ヒトミやデーメーテールを連れ戻す事も可能。【加護】も持つ。
後者は自身が【不滅】を持ち、さらに相手のユニットを【沈黙】させた上で破壊する。
いずれも相手の破壊時効果も誘発しないのも評価点。

PA成功時にクロックアップを行うトリガー。
ヒトミの効果でLv.2になったユニットは相手にとってはブロックしにくいため、それよりも高いBPのユニットがいなければアタックがそのまま通る可能性が高い。
そんな時にこのカードでレベルを上げれば、必然的にOCして再度アタックに行く事が出来る。
ホルスやアテナなどのOC時効果を発揮するカードとの相性も非常に良い。

ジョーカー(キャラクター)

行動権回復で追撃。
ヒトミがいればLv.1のユニットも行動権回復で一気にLv.3にできる。
基本ユニットを維持しておきたいのでそれを守る【加護】の選択肢も。

【不滅】、ダメージ耐性持ちをバウンスで対策する。
ライズアンドシャインはこちらが盤面の構築に失敗した場合はやり直しができる。

ドロー系で戦力の補充する。
ただし、単純にドローする場合はクロエ・ノーチェスやノアと競合するので、好みで使おう。

【貫通】や【不屈】で戦力を強化する。CPが軽いためグループ・オペレーションとの差別化も十分。
単体に付与するだけならラン・メイランの方が手っ取り早いので、こちらは複数ユニットに付与したい場合で考えよう。

冥札再臨で後半の攻め手の息切れ対策に。
他のJOKERも緑赤にはできない相手の場や手札を崩す手段としての選択肢として悪くはない。
特にミラー対策としても打ってつけ。

【不滅】、ダメージ耐性持ちを破壊で対策する。
長期戦を見込めるならインペリアルクルセイドやヘレティックスカーも。

デッキサンプル

サンプル1

ユニット
Ver. 属性 カード名 枚数
1.2 炎の魔導師ヒトミ 3
1.2 道化師リカ 3
1.2EX テューポーン 3
1.0 ハッパロイド 3
1.0 ジャンヌダルク 3
1.1 ブロックナイト 3
1.2 デーメーテール 3
1.2 鼓舞の精ノーム 3
1.2EX ティターニア 3
トリガー
1.0 新品の鎧 2
1.1 紅蓮の魔導書 3
インターセプト
1.2 勝者の証 1
1.2 チェインフレイム 1
1.0 不可侵防壁 1
1.1 ホークアイ・ショット 1
1.1EX2 早撃ち勝負 2
1.2 エナジードレイン 2

赤緑ビートダウンデッキ。
不滅】などの戦闘耐性持ちカードがいてもティターニアやエナジードレインで一応対策もできる。

このデッキに対するメタの張り方、対策など

基本的な赤緑ビートダウンにレベルを上がるギミックを入れたデッキである。
戦闘はパンプ系のインターセプトを含めた構成になるのでこちらも力押しできる、または【不滅】持ちならば簡単には突破はできないだろう。

しかしそのビートダウン構成にレベルアップするとユニットが強化されていくため、レベルが上がりきってしまうとデッキによっては手に負えなくなってしまうだろう。
特にデーメーテールの効果でどんなユニットもLv.3になれば【不屈】まで付くので、攻守完璧な布陣を相手にすることになる。
複数のカードの効果が合わさりあって時には凄まじい爆発力を生み出すこともあるだろう。

対策としてはレベルが上がりきる前にさっさと除去、特にデーメーテールやヒトミなどのサポートユニットは優先して除去しよう。
またレベルが上がってもLv.2以上を対象とした効果を持つカードならこのデッキ相手にはかなり刺さるだろう。
赤なら絶望の天魔アザゼルで全体ダメージと武器破壊などのコンバットトリック系インターセプトの除去、
青なら特にこういうデッキには強く冥王ハデス海底王デスクラーケンで一気に全滅も狙える。
また、京極院沙夜のJOKERでも殲滅を狙えるのも覚えておきたい。

またこのデッキはユニットをサポートユニット並べていってどんどん場を制圧していくタイプでもあるので、
始世姫ジョカ天空神機ゼウスなどでたびたび場をひっくり返すなども有効。とにかく相手の場を完成させる前に潰していくか、
相手の場が完成されても全体リセット系で相手の布陣を狂わしてしまおう。


最終更新:2018年09月19日 06:54