概要
Ver.1.2から登場した【昆虫】を中心に組み込まれた赤緑のビートダウンデッキ。
低コストの同種族を盤面に素早く並べ、かつ赤のダメージを絡めて相手の盤面を減らしていき優位を取っていく。
追加された際に早くもその強さが知られ、Ver.1.2では非常に使用率が高いデッキであった。
その後、数々の対策カードが登場した結果、上位ランクではあまり使用率の高くないデッキタイプになった。
ただし、昆虫デッキを構成するカードの多くはレアリティが低い。
カードを購入せずに構築できるため、下位ランクでは今でも圧倒的強さを持つ。
キーカード
破壊されるとデッキから2枚の【昆虫】を持って来てくれる、継戦能力のカギ。
生産工場を伏せた上で破壊されれば、一気に4枚も引っ張れる。
引っ張った【昆虫】は、主に
パピヨンガールの弾となって飛んでいく。
普通に戦闘して相討ちしたり相手に破壊されるのを待つのもいいが、
蠅魔王ベルゼブブで能動的に破壊するのもよい。
タマ切れの危険があるので、デッキの残り【昆虫】数は把握しておこう。
【昆虫】を出せばレベルが上がる効果と、OC時に【昆虫】の基本BPを強化する効果を持つ。
1.2時代には1ターン目に繰り出し、緑のBP強化インターセプトをセット。2ターン目に【昆虫】を1体出してアタック、
その後、もう1体出してOCして追撃、という動きが定番となっていた。
現在ではいろいろ対策カードが増えてしまい、この轢き逃げムーブがあまり成功しなくなってしまい、
中盤の再展開時に疑似【
スピードムーブ】持ちとして使われることが増えた。
【昆虫】が出ると2000ダメージを振りまく火力の要。自分が出た時もダメージ効果は発生する。
複数いる場合は、それぞれが反応するため威力も倍加する。
ただし【昆虫】としてはコスト3と重めでBPも低く、明らかに危険なため集中砲火を受けやすい。
自分のフィールドに【昆虫】がいるほどBPが上昇する。最大値はBP11000。
あっという間にコスト1ユニットと思えないようなサイズになり、攻守ともに活躍できるユニットである。
パピヨンガールや
蠅魔王ベルゼブブの弾になったり、軽減に差したりすることもある。
ただし、
弱肉強食や
光鷹丸でまとめて薙ぎ払われると一気に戦線が崩れてしまう。
自分のフィールドに【悪魔】と【昆虫】がいるほどBPが上昇する。最大値はBP8000。
【
消滅効果耐性】と【
貫通】を持ち、除去耐性と得点力の高いエースユニット。
デッキ構築
同種族を参照するカードが多いので、【昆虫】を並べつつ、赤のダメージを重ねたり、緑のパンプアップを使い優位を取っていく。
【
不滅】、【
秩序の盾】持ちや高BPユニット対策にタッチで
ジャンプーを入れることもある。
また、相手側の除去に対抗するためバトルカイザーや
統制者ヴィシュヌなどを搭載することもある。
ヒトミデメテルデッキとは構造が近いため混合することも可能。
ユニット/進化ユニットカード
ここでは、昆虫デッキで使う【昆虫】ユニットやシナジーのあるカードを重点的に記載する。
上記に書いたとおり、弱点を補うカードなど他のユニットも採用しておきたい。
単体でも十分に強いが、昆虫デッキに組み込んだ場合は、
「自分の【昆虫】ユニットを破壊することで5000ダメージ」を利用できる。
強制効果だが、
ミノタンク、
アリジゴック、
グリーンアント等の燃料は多いので、あまり困らないだろう。
このカードのために
デビルウィンナー、
風紀委員マコなどを加え【悪魔】に寄せることも選択肢になるだろう。
ギザルゴンが自動的にレベルを上げる効果を持っていることと、
デッキ自体が戦闘に積極参加する構造でレベル上昇が起きやすいことから採用されることがある。
レベル3の
ギザルゴンはBP9000+【
不屈】であり相当のプレッシャーを与えられる。
これを組み込むときはレベルコントロールとの相性がさらに悪化すること注意。
いわゆる種族サーチャー。
低BPなので、仕事が終わったら
蠅魔王ベルゼブブのコストや
生産工場の昆虫被破壊時効果のタネにするのがいいだろう。
緑のコスト1【
貫通】持ち。BP2000と低いため【貫通】を活かしにくいが、展開しやすいのが一番の魅力。
戦闘より
パピヨンガールや
ギザルゴンの能力を補佐するために使われやすい。
トリガーゾーンに伏せてコスト軽減やブラフとして利用するのもアリ。
序盤に
デビルウィンナー、
ハッパロイドなどのサーチャーを肉壁として使う事の多い
珍獣デッキに対しては【貫通】も効果を発揮しやすい。
緑のコスト1、戦闘時に敵ユニットの基本BPを-3000して自身は破壊される。
ブロック時は敵ユニットを勝利させることなく(=クロックアップも【
貫通】ダメージも発生しない)足止め&弱体化でき、
速攻戦術を採る場合にアタッカーとして使っても対戦相手を困らせやすい。
さらに、戦闘すれば必ず破壊されるため、
生産工場で2枚引きを狙う際にも有能である。
基本BPが2000しかないので、ダメージ除去には弱い。
黄属性の【昆虫】。
行動権消費能力でBP的に無理な相手をすり抜けて戦闘することを可能にしてくれる。
赤でも緑でもないことで、
生産工場の使いやすさに貢献してくれるが、
BP強化インターセプトと色が合わない時があることに注意が必要。
これからアタックすれば、行動権消費能力で勝手に寝てしまわないことも意外と忘れがちなので注意。
黄属性の【昆虫】。対戦相手行動済ユニットと自分の他の【昆虫】を対消滅させる能力を持つ。
相手がアタックした後はもちろん
ターボモスキートで行動権を奪った後の追撃にも使える。
トリガー/インターセプトカード
【昆虫】のサーチトリガーカード。
2つ目の効果を発動させたい場合は
蠅魔王ベルゼブブ、
アリジゴックなどを活用しよう。
昆虫デッキに入る、黄属性ユニットが登場したことで第二効果の重要度が増した。
焼けない高BP相手への力押しに使う。インターセプトはダメージ系が採用されやすいこのデッキには1~2枚忍ばせておくのも。
上記以外にもコンバットトリック系はいっぱいあるので、自分にあったものを採用しよう。
アタック後の
アーミーアントや
ギザルゴンをブロッカーとして再利用できる
土下座もオススメ。
破壊少女シヴァが蔓延するVer.1.4以降の環境で影響力を増してきた。
昆虫デッキと言えど、ユニット数調整をすれば1枚のシヴァだけに壊滅させられることは少ない。
その時、このカードを撃ち込めば追撃はほぼ不可能である。
Ver.1.2時代ではよく使われたダメージ系インターセプト。これらは味方も巻き込むが、
ある程度展開された状態の
アーミーアントやレベル3の
ギザルゴン、当時は
アラクノフォビアを採用して
被害担当にすることもあった。
なお、効果処理順からこれらのカードは
生産工場と合わせることはできない。
時代が進むにつれ使用率は低下していった。
【
加護】や【
秩序の盾】といった単体ダメージ効果に耐性を持たせる能力の増加、
蠅魔王ベルゼブブ対策として、BP5000が意識されるようになったこと
破壊少女シヴァという万能火力ユニットが追加されたことなどの影響である。
デッキサンプル
Ver.1
+
|
... |
ターボモスキートを加えた3色タイプ。
ターボモスキートと蜜園のハニーの2種によって、【昆虫】内だけでダメージ以外のユニット排除方法が生まれた。
現状、このタイプでテンプレと言えるほど確立したデッキはなく、
上記2種を加えただけのものから、黄主体系デッキと【昆虫】が半分融合してるものまでさまざま。
ここでは、前者側のデッキを記述した。
|
Ver.2
ヤマタノオロチ入りとして登場したタイプ。
ユニットを次々引くことができてもBPが足りず、ライフダメージにつながりにくかった点を
ヤマタノオロチを組み合わせることによって克服している。
ヤマタノオロチ単体ではワンショット用に使われるが、
昆虫デッキでは中盤以降まで残ってしまったライフを削り切る役割を担う。
ヤマタノオロチに
遊覧飛行をつけて、戦闘回数を減らせるよう調整されたバージョンもある。
「リトルウォンド」、「ワンダフルハンド」どちらを選ぶにしても
鈴森まりねは採用。
もう1人は環境に合わせて好きなものを選ぶといいだろう。
推奨JOKER(キャラクター)
DEATH
高BP対策にインペイルメントや全体ダメージ系に更に何かを重ねてダメージを狙うなど。
THE STAR
ダメージ耐性持ちにバウンス系、数を並べやすいのでスターバーストも相性が良い。
こちらが盤面的に不利に陥った時のライズアンドシャインも良い。
THE MOON・冥札再臨
後半の攻め手の息切れ対策に、こちらは墓地から回収する。
THE EMPEROR
ダメージ耐性持ちにディスペアーレイド、デリートレイド
ゲージ上昇速度の関係上、遅くはなるがインペリアルクルセイドで一気に勝負を決めてしまうのも
このデッキに対するメタの張り方、対策など
このデッキは素早く場に【昆虫】を揃えつつ、相手の盤面をダメージで除去していくため、
低いBPのユニットを並べたりBP5000のユニットを2体くらい出しただけでは簡単に焼かれてしまうだろう。
アフロディーテなどで【
加護】をつけても
蠅魔王ベルゼブブや
チェインフレイムなどで突破される可能性も高い。
対策としてはやはり、【
秩序の盾】などのダメージ耐性持ちか簡単には焼かれない高いBPのユニットを次々と並べてしまうがいいだろう。
ただし相手もそれを知っていると思うので一体くらい対策ユニットを並べて安心していると
ジャンプーなどが飛んでくることも。
また
アーミーアントや
ギザルゴンは状況次第ではBPがかなり高くなるので、
ダメージでの除去までは防げても、アタックを防げなくなることもあるので注意。
前者は
弱肉強食か周りのユニットを除去して弱くする、後者は
ムーンセイヴァーなどのレベル2以上を除去するカードが有効。
とにかく序盤の展開力が強く、一度リードを取られるとかなり厳しいデッキである。
なんとかこちらも負けじと相手の場を除去していくか、アタックを通さない状態にして相手の手札を浪費させて息切れを待とう。
動画
最終更新:2016年07月19日 19:27