概要
謀略の女王ミリアを軸に、珍獣の回転速度と各種ドロートリガーも絡めて相手ユニットを全滅を狙っていくデッキ。
他のタイプの珍獣とは違いミリアの弾薬とも言えるトリガーが生命線となるので、ユニットは控えてトリガーを盛っていく形になる。
また、弾薬切れ防止のため
文明崩壊も搦めて、なるべくトリガーを確保できるようにすることも重要となる。
経緯
デッキ自体はミリアが追加されたVer.1.4EX3から存在するが、当時は似た行動をとる
舞姫デッキのほうが安定していたため、
あくまで「デッキ名がつく程度には強いデッキ」という扱いだった。
環境の変化として、舞姫デッキがスタン落ちと
丹花のリンリンのエラッタで力を落としたこと、
新JOKERの
サイレンスビロウが火力ばらまき型デッキのこれと非常に相性が良かったこと、
新種の
海洋デッキのメタカードになる文明崩壊がデッキの軸としても使用するデッキだったこと等から、
最強デッキのひとつとして名乗りを上げる程に流行した。
デッキ構築
トリガーが生命線のデッキなので、先述した通りユニットを少なめにしてトリガーを多めに採用するのが基本。
謀略の女王ミリアの第二効果から【忍者】ユニットも必須のように見えるが、敵を全滅させてからのアタックを主眼に置くので、無理に【忍者】ユニットを採用する必要はない。
また、【加護】【秩序の盾】、さらに
ゴールド・ダルマンも採用するなら【固着】ユニットも天敵となる。
霧谷紫雨の「サイレンスビロウ」を採用しない場合、
人身御供や
両成敗、
闇神・ツクヨミも入れておくのも手である。
キーカード
自分のトリガーカードが発動する度に相手1体に2000ダメージ。
【忍者】がアタックした時に手札を1枚捨てて
次元干渉を付与。
上手くトリガーを発動できれば一気に大ダメージを叩き出し、さらにドロートリガーであれば手札も減らない。
自身が忍者であるため、強力なブロッカーが出てくる中盤以降での決め手にもなる。
デッキリセットカード。
トリガーを使い切った後のトリガー補充が安定するようになる。
また、
ゴールド・ダルマンなどもOC出来る頻度も高くなり、相手の
レヴィアタンなどの一定の捨て札の数に達する事で発生する特殊召喚の対策にもつながる。
ただし、
ターニングポイントのドロー対象でもある事に注意。
ユニット/進化ユニットカード
基本的にデッキ圧縮のために必須。
また、他の珍獣デッキ同様、OC
ゴールド・ダルマンで回収してからのOCにしてからのスピードムーブアタックにも使う。
【加護】や【秩序の盾】相手や、相手が大量展開して
謀略の女王ミリアだけでは対応出来ない場面でも、こいつをOCさせることにより一気に更地を作り出すことが可能。
回収したユニットをさらにオーバーライドさせて、回転数を上げたりOCを作ってスピードムーブアタックを繰り出すことも可能。
単独でスピードムーブを所持し、さらにOCで赤ユニット全体にスピードムーブが付加される。
謀略の女王ミリアとの相性も良く、あと1点欲しい時などにこのにゃんこがなんとかしてくれる場面も多い。
プレイヤーアタックする度に自身のレベルが上昇する【忍者】ユニット。
【忍者】であることを生かして、
謀略の女王ミリアの効果により、確実に敵のライフを奪う。また、あらかじめ手札でレベル2にまで上げておいてアタックすれば、効果によってOCとなり再度攻撃することも可能。御巫綾花の「ブレイブシールド」もあれば、一人で合計3点のライフを奪うことが可能。
当然、
謀略の女王ミリアがフィールドにいる限り、アタックする度に手札を失うことになる。場合によっては一度アタックで効果を付加したら
謀略の女王ミリアを撤退させる立ち回りも必要になる。
相手の【加護】や【秩序の盾】、【固着】対策に。
霧谷紫雨の「サイレンスビロウ」を採用しない場合は是非入れておきたい。
トリガー/インターセプトカード
ユニットを必ず引っ張ってくれるドロートリガー。
トリガーかインターセプトのいずれかを引っ張ってくれる。
上手くトリガーを引けたらさらに
謀略の女王ミリアによる追撃も可能ではあるが、インターセプトも引いてしまうことに注意。
また、早い段階で
文明崩壊を確保するためにも使える。
珍獣サーチトリガー。珍獣を多数採用している関係で採用必須。
少しでもドローサーチトリガーを増やしたいので、デッキに合わせて数を調整する。
トリガー回収。使い勝手が良かったトリガー回収トリガー
黄昏の奇術師がスタン落ちしたため、現状、トリガー回収はこのカードを使うことになる。
発動自体は、
謀略の女王ミリアによるブロック不可のプレイヤーアタックにより比較的容易。
トリガーロストも重要な要素。必ず最低でも1枚は採用したい。
自分のプレイスタイルに合ったものを状況によって採用しよう。
勇王機神バトルカイザーを筆頭に、【秩序の盾】や【固着】、【不滅】への対抗手段に。
ただし、【加護】持ちには効かないので注意。
対象がランダムなので、【加護】持ちも消滅できる。
人身御供でも対応出来ない時の選択肢に。
確定2ドローのトリガー。2ライフダメージは通常なら2ドローで賄えないほどの損失だが、
このデッキは速攻でカタをつけるべく動くので「2ライフダメージ分のジョーカーゲージを貯める」利点が大きい。
ライフがなくなってもターン開始時に1枚引ける。
ジョーカー(キャラクター)
霧谷紫雨「サイレンスビロウ」
邪魔な【加護】や【秩序】、【固着】持ちに終止符を打ちたい時に。
闇神・ツクヨミを採用しない場合はぜひ採用しよう。
霧谷紫雨「ルインリード」
単純に手札を増やし、デッキの回転を促進したいなら。鈴森まりねの「ワンダフルハンド」よりも小回りが利く。
ただし自分の手札が2枚以上所持していないと発動できない上に、これを採用した場合は「サイレンスビロウ」も使用不可になる点に注意。
鈴森まりね「ワンダフルハンド」
相手のハンデスや、自分の
謀略の女王ミリアによるアタック効果などにより手札が枯渇した時などに有効。
また、珍獣ミラー戦で
文明崩壊が使用し辛く、早めにデッキを1周したい時にも。
星光平「ライズアンドシャイン」
謀略の女王ミリアや
ゴールド・ダルマンでも対応出来ない場面や手札に来てない、あるいはまだOCしてない場合などにも対応出来る。その後にOCユニットやスピードムーブユニットで攻勢をかけることが出来る。
ただし、紫相手の場合、使用したら必ずそのターンで決着をつけるようにしなければ、返しのターンに
魔天ルシファーによる猛反撃を食らう恐れがある。
デッキサンプル
サンプル1
謀略の女王ミリア+各種トリガーを確保。
初手から出てきたユニットを一気に焼き払って、相手の出鼻をくじこう。
このデッキに対するメタの張り方、対策など
手っ取り早く対策するなら【加護】・【秩序の盾】・【不滅】が有効。また、
ゴールド・ダルマンの対策に【固着】もあればなお安心する。
それらを兼ね備える
勇王機神バトルカイザーや
宝石獣カーバンくん、さらにスピードムーブも封じられる
ミューズは天敵。
また、
ケロルド・ハンゾウなどの【忍者】ユニットも採用するケースもあるので、
ユグドラシルもある程度は有効。ただし、平然と6000~8000バーンが飛んでくるケースも多いので、過信はしないように。
当然、ミリア珍獣側もそれは百も承知なので、なんらかの対策は用意しているはず。【沈黙】や【消滅】が対抗策に多いが、特に【沈黙】は
滅王アレキサンダーを利用したデッキならば逆手に取れる。【沈黙】を
ONI総長などによって召喚したウィルスなどを利用し、
謀略の女王ミリア自体も【沈黙】させて機能停止にしてしまおう。
謀略の女王ミリア自体も5000BPの耐性無しなので、出現したら迅速に各種バーンや【強制防御】、【破壊】などで始末しよう。
また、手札消費も激しいデッキなので、他の珍獣デッキの例外に漏れず、各種ハンデスならば動きが鈍る場合も多い。
最終更新:2017年07月17日 20:05