概要
紫属性のもつ「紫ゲージ」を活用して多用な攻めを展開し、隙あらば
魔天ルシファーなどの大型ユニットでトドメを刺す事を目的とする。
紫ゲージが3以上(以上は▲、以下は▼と表記)をチャージ出来た時の展開は群を抜いており、あらゆるデッキに対応する柔軟な戦法を行える。
ただし、紫ゲージが溜まっていない場合は並以下のデッキパワーとなるので、いかに紫ゲージを溜められるかが勝負の分かれ目。
これを補うデッキ回転の方法も充実しており、
キャントリップや
豊麗神イシスなどの手札交換効果で素早くカードを揃えたい。
ユニット/進化ユニットカード
小型ユニット
ユニットをサーチするデッキ圧縮要員。
混沌神カオスや
転生・毘沙門といった進化ユニットの土台にもなるので基本的に三枚積み。
PIG能力でゲージ増加とインターセプトサルベージ。
わざと自爆させて誘発させるのも有効。また、
天竜ヘブンズドラゴンによって消滅しない。
青紫の方が有効活用できるが、紫単でも使いやすい。
▼2でゲージ+1と紫カードのサルベージ。【
秩序の盾】もあり場に残りやすい。
CIPに自身の行動権を消費してゲージ+2。
若干のデメリットはあるが、先行初手でもゲージを使った後のリカバリーにも使える。
▲3でコスト2以下の相手ユニットを奪う。また、自分のインターセプトに反応して手札交換を行う。
対処の難しい
獣忍白狼・
聖少女ブリギッドなどを狙いたい。
CIPにゲージ+1、被破壊・消滅時にゲージ+1した上で進化ユニットをサーチする。
これを採用する場合は何らかの進化ユニットは欲しい所。
起動効果で自身の基本BPを-1000してゲージ+1を行う。また、PIGに手札のインターセプトのコストを下げる。
封札の紫呪印などのCP0のインターセプトは予め刺しておいて、
ナイトガーデンや
悪意のプレリュードなどのコストのかかるインターセプトは手元に残しておくように心がけたい。
【
加護】持ちのゲージ補充要員。戦闘補助効果もあり、場に残りやすい。
CIPにゲージ+1と、敵単体に2000ダメージに与える。これで破壊した場合さらにゲージ+1。
【悪魔】と【獣】の二種族ユニットであり、それぞれのシナジーやバーン系の赤混色などでも使える。
インターセプトをサーチするデッキ圧縮要員。どちらかと言えばインターセプトを多用する混色デッキで使われる。
中型ユニット
中盤以降の要。
▲3で相手ユニット全体の基本BPを-3000し、これによって破壊した場合は破壊したユニット数に応じてライフダメージを与える。
特に
珍獣デッキを相手にする場合はこのユニットが決定打となるケースが非常に多い。
悪意のプレリュードや
ニードルレインなどと併用してなるべく多くの敵をBP3000圏内に押し込んでから使いたい。
また、起動効果で【
スピードムーブ】も付加できるため、ダメ押しも可能。
この強力な効果をCP4/ゲージ3で撃つことができ連発もしやすい。
後攻のマリガン候補及びゲージ増加要員。
インターセプトもドローでき、青系デッキの
ロキに相当する「インターセプトをドローしつつ壁役になる」という役目を担える。
▼2以下の時に攻撃してもゲージを貯められる。ゲージ消費するような大型ユニットを出したあとなどは狙い目。
CIPに確実に紫ゲージ増加とインターセプトドローが可能な点が後述の
ルキフグスとの差別要素である。
ゲージ増加・インターセプトサーチ・壁役をこなす。
お互いのターン終了時にゲージが増え、プレイヤーアタックを受けると基本BPが上がるため壁役には最適。
ゲージ最大時は自ターン開始時にインターセプトを引っ張ってくれる。
ゲージ増加の発動タイミングが遅い分、生き残りさえすれば毎ターン終了時にゲージを増加させることが可能である。
また【
固着】を持っているため、
ゴールド・ダルマンやジョーカーなどでの
バウンスを扱うデッキに耐性がある点が評価できる。
紫ゲージを増やす中型ユニットとして役割が
背徳の翼アザゼルと被るため、どちらをデッキに投入するかはお好みで。
CIPのバーン効果、【魔導士】サポート、
魔導の書の作成効果などを併せ持つユニット。
魔導士デッキも参照。
戦闘補助要員。
ゲージ1つにつき味方の全てのユニットのBPを+500するフィールド効果を持つ。
また▼4で【
加護】を持ち、▲3の時に自身がアタックすると敵の全てのユニットの基本BPを-1000することが出来る。
フルゲージの状態では【加護】がつかないので、毎ターン自動で紫ゲージを貯めてくれる
破戒僧・壱や
ルキフグスとは相性が悪いか。
しかし全体BP上昇効果は強力で、自分のBPと引き換えに紫ゲージを貯める
ジャック・オー・ランタンや味方を巻き込む
ニードルレインなどとも相性が良い。
大型ユニット
▲4で小型ユニットの【
特殊召喚】をする効果とアタック時にゲージ全消費でBP強化しつつ味方全体に【
貫通】をつける効果がある。
フィールド効果で紫ユニット全体に【
スピードムーブ】を付加されるので、
ラン・メイランの「蘭翔鳳集の舞」等によって【特殊召喚】されてもそのままアタックに行ける点は覚えておきたい。
CIP効果によるバーンを持つユニット。
要求ゲージやコスト、火力などで差異がある。
紫に調整された
戦神・毘沙門。▲4で自身以外を破壊する。
VRのため入手しやすい。
▲4で相手全体のBP6000以上を破壊。ゲージ補充・インターセプトサルベージ・BP強化の補助効果も備える。
▲4で発動する選略効果を持つ。
特に相手のユニットを消滅させて自分の手札にする効果が強力で、奪ったユニットによっては戦況を有利にさせる。
さらに起動効果で自身も含む味方ユニットを1体破壊する代わりにゲージ+2をする事も可能。
自身もPIGで紫ゲージに応じた全体バーンをする効果も持ち合わせている。
いざという時には自身を斬ってそのまま
妖精王オベロンに繋ぐ、
いわゆる「妲己爆弾コンボ」もこのデッキにおいて必ず覚えておきたいテクニックである。
ゲージを全て消費し、消費したゲージ分だけ相手の盤面か手札かトリガーゾーンのカードを消滅させる超大型ユニット。
最大効果を発揮するためにもゲージ5から出すのが基本。
どの領域のカードが消滅されるかは完全にランダムなので非常に場面を選ぶ。
使用するには戦術眼が必要だが、相手のリソースを完全に断ち切るためのトドメの一押しに最適である。
ゲージ全消費して、それに応じたコスト以下の敵ユニットを破壊する。
大半のデッキはコスト5以下を並べるため、横に並べてくる相手への切り返しに使える。
ただし、コスト6以上のユニット、
神獣デッキや
天使デッキなどの【
破壊効果耐性】を主軸に戦うデッキ、
及びPIG能力を多用する
不死デッキや
侍デッキに対しては別の対策を用意したい。
トリガーカード
単色で作りやすいデッキのため種族がばらける傾向があり、
種族サポートトリガーサイクルでの確定サーチがしやすい。
基本的にはインターセプトによるキャントリップ効果によってデッキは回せるため、
転生・ジークフリートを主体にしたデッキなどで使うことになる。
また、妲己の作成効果によって得たカードを
無限の魔法石のコストに回すといった運用もできる。
インターセプトカード
封札サイクルの紫。相手ユニットの召喚に反応してゲージ+1とインターセプトサーチ、相手ユニットには【
進化禁止】が付与される。
ゲージ増加・デッキ圧縮・相手のテンポロスの三役をこなす必須級のカード。
特に
夜魔女王リリスや
太陽神ラーなどの進化ユニットを多用する
赤単デッキに対しては、
上手く相手のユニットに【進化禁止】を付けることで相手の展開を妨害することも可能である。
▼2でトリガー1枚破壊、▲3で2枚破壊。要CP1。
ルシファーなどの止めの盤面で有効に使いたいが、効率の良い効果のため怪しい無属性が二枚が伏せられていれば早い段階から使っても良い。
▲3で単体4000ダメージ、さらに1ドローと優秀。
▲3でCPを実質+1と1ドロー。
ユニットの展開やインターセプトの使用分のCPの確保が非常に楽になる。
それ故にCP増加に反応する
死神のランプや
狡猾なる欲望で対策されることが多く、相手の伏せカードには注視したい。
プレリュードが通らない【
加護】対策。
▲3の効果を一点に集中できれば
エンジェルビルダーや
ライトニングドラゴンも除去できる。
ランダム効果であるため相手のユニットが複数いる場合はダメージが分散してしまう。
考えなしに撃つと思わぬユニットが焼け残ってしまう点に注意。
ゲージを3つ消費して出てきた相手ユニットを即座に破壊。ゲージを使わない副次効果もあり、状況を選ばない。
ゲージを溜め直す必要があるため、素直に
デストラクションスピアを優先することもある。
ランダムサルベージ1枚と1ドロー。
フィールドには関わらないがデッキの潤滑油として役立つ。
基本的には直接除去カードでユニットを処理していくが、DOB調整のために採用されることもある。
シンプルな
魔人の羽化、ゲージ補給ができる
恋残暑、デメリット付きの
オーバードーズなど、環境に合わせて採用したい。
紫の全体除去カードはゲージに依存するため、どうしても盤面が押された時の緊急処置として採用できる。
デッキサンプル
黎明を告げる紫翼(アタック時)効果を狙うデッキ
JOKER(キャラクター)
【
不滅】や高BPへの対策として使われる。多少だがBPも低下するため焼きにも繋げられる。
サイレンスビロウと比べて小回りが利く反面、対象がランダム2体であること、そして基本BPマイナス効果がない点に注意。
特にシュネーでは解決できない
カーバンくん育成デッキや
侍デッキなどの対策に使われる。
鈴森まりね「ワンダフルハンド」、クロエ・ノーチェス「フォースリべレーション」、霧谷紫雨「ルインリード」、ノア「グラフティ・アース」
手札の補充も重要。デッキ回転をさらに早めるだけでなく、特に相手がハンデスデッキの場合の手札のリカバーに必要。
デッキを引ききりたいならワンダフルハンドを、軽いCPで補いたいならフォースリべレーション、CPも軽くしたいならグラフティ・アースとお好みで。
ハンデスからのリカバリーには使えないがゲージが軽いルインリードもあり。
デッキ展開
このデッキに対するメタの張り方、対策など
中盤以降はルシファーでライフ5に及ぶ失点もあり得るため、序盤の無駄な失点は抑えたい。
その際、相手がどのユニット除去カードを採用して使い分けているかを捨札やJOKERから読み取り、守りに関して重要なユニットは残しておくようにしたい。
特に効果耐性では防げない
妖精王オベロンが飛んでくると一手でライフまでも取られるため、BP3000以下のユニットを不用意に場に残さず撤退も視野に入れて調整すること。
また、
災禍の悪女・妲己に盗られると致命的なレベル3
光翼神ホルスなどのユニットを考え無しで残しておくのも危険である。
そのほか、ユニットの質や数で押されていても
原初神ガイアや
天空神機ゼウスなどの自軍ごと更地にするカードもルシファーの展開を許す恐れがある。
「ゲージの補給・ゲージを使ってユニット除去」という流れが確実に存在するため、これに合わせて自分のデッキを展開していきたい。
例として【
特殊召喚】を活用する青系のデッキであれば更地にされた返しに
創造神機ブラフマーを出し続けるという動きをすれば
相手はゲージ補充が間に合わず隙を見せることになる。
また、
赤単デッキに対しては序盤から除去のスピードで遅れがちなので、これも苦手とすることが多い。
動画
最終更新:2018年08月21日 13:55