巨人デッキ

概要

エンジェルビルダーの■煌めく筋肉(あなたのフィールドの【巨人】ユニットに【加護】を与える。)で守りを固めつつ、
テューポーン火炎将軍スルトのBPバーン、行動権回復効果も持つ魔眼王バロールでユニットを排除していくデッキ。色構成は赤黄が中心となる。
秩序の盾】を始めとするダメージ耐性への対処として、赤属性に多い【スピードムーブ】や【防御禁止】、
又は黄属性に多い行動権消費効果のいずれかを採用するかによってデッキの個性が出せる。
数は少ないが緑にも有用な【巨人】は存在し、BP強化や【貫通】などの戦闘支援効果で対処する型もできる。
青属性の【巨人】はサイクロプスフロストジャイアントアンデッドビルダーといった使い勝手の悪いカードしかなく、
青に豊富な【沈黙】【特殊召喚】を扱う場合は【巨人】以外のユニットを採用することになる。

バージョン毎の推移
1.2系の時点ではコスト3以下の【巨人】がほとんどおらず極めて鈍重であった。
1.3系で十分な数の低コストユニットが追加され、多種族デッキ同様の速度を持つようになった。
1.4系では純情ヴァルゴ巨人の集落火炎将軍スルトという強力なカードを得て、現在に繋がる方向性が確立した。

キーカード

本デッキにおける守りのキーカード。
単体でも非常に防衛力の高いユニットだが、【加護】を付与する効果によって効果耐性と素の高BPを兼ね備えたユニット展開が可能になり、
人身御供大魔導士リーナといった選択効果を涙目にする。
黄属性のためジャッジメントなどのインターセプトの起点になることも重要である。

本デッキにおける攻めのキーカード。
CIP能力で相手の伏せカードを破壊し、アタック時効果でBPバーンを与える。
コスト比BPは若干低いが、【消滅効果耐性】によってそれなりの性能を持っている。

CIPとアタック時のBPバーン、起動アビリティによる行動権回復効果を持つ。
状況を整えれば一気にライフを奪えるポテンシャルを秘めている。SRカードのため三枚入手にはお金がかかる。

【巨人】サーチャー。エンジェルビルダーと同属性であることも強み。

【巨人】のサーチトリガー。【巨人】の登場時に発動すれば基本BP強化効果に化ける。
弱者の回廊といった高BP破壊効果を避けるために、発動の際はサーチ効果と使い分けられるよう相手のデッキ読みが求められる。

ユニット/進化ユニットカード

コスト3。まっとうに強いプレイヤーアタック成功時効果を持つ。
しかしスターターデッキに登録されていることもあってDOPが常時0ptで、
【巨人】で高DOBデッキを組もうとした場合は障害になりやすい。

いずれもコスト2。コスト軽減や場繋ぎとして活躍する。
ギガンテスは汎用性のある【固着】と全体のBP強化効果を持つため、スパルナと比較すると優先して採用されやすい。

コスト5。【固着】と被破壊時の相手トリガー全破壊効果が強烈。地味ながらアタック支援効果も持つ。
Ver.2.0スタン落ち以前の戦神・毘沙門を採用した型では人の業対策として使われていた。
(トリガーの発動前にこのユニットの効果が発動するため安全に着地できる)

いずれもコスト2でBP強化に関する効果を持ち、場繋ぎやエンジェルビルダーのコスト軽減として優秀である。
相手の出方次第ではアタック要員にもなる。

コスト3。場に赤・黄属性ユニットがいればそれぞれ【防御禁止】付与とトリガーサーチを行う。
【巨人】デッキではいずれの属性も扱うため、【加護】以外のブロッカーの無力化・デッキの圧縮役の二役をこなせる。

貫通】を持つユニット。コストはそれぞれ2と4。
本デッキは「ダメージを取る」という点で弱くなりがちなので、【貫通】はダメージ源として重要である。
戦闘支援が豊富な緑属性インターセプトの選択肢が広がる点も大きい。

【巨人】以外のユニット

言わずと知れたユニットサーチャー。鈍重な【巨人】デッキを円滑にする。

沈黙】付与とレベル3破壊効果を使い分けられる青属性ユニット。
厄介なユニットをまとめて無力化でき、他の青ユニットも混ぜれば【特殊召喚】系の青属性インターセプトの選択肢もできあがる。

共に緑属性ユニット。時間稼ぎとして優秀な効果を持つ。
【巨人】デッキは展開の遅さゆえに速攻型のデッキに弱く、これをカバーすることができる。

トリガー/インターセプトカード


  • CP捻出カード
代表的なライブオンステージ、やや特殊な大航海時代など。
デッキタイプや環境に合わせて調整し、少しでも展開力を補いたい。

  • サーチトリガー
魔導書サイクル無限の魔法石など。
サーチ対象はブレてしまうが、愛犬の採掘もDOB調整として使われることもある。

  • カウンターカード
人の業デストラクションスピアなど。
展開が遅いため、他のデッキの基準よりも多く採用しておくと無難。

いずれも数にものを言わせて決着を狙うインターセプト。

  • コンバットトリックカード
直接ユニットを処理できるカードを入れにくいため、BP強化は多めに入れたい。

【沈黙】を取り除くインターセプト。

1ターンだけユニット1体を効果耐性で固めるトリガー。
エンジェルビルダーがいない時の緊急措置として。

手札と消滅札以外から同名カードを全て呼び出すインターセプト。
バロールを複数体呼び出して1キルを狙う特殊なデッキで使われる。
合計の要求CPが9(軽減で8)となり、CPの工面が忙しくなる。

ジョーカー(キャラクター)

黒野時矢「インペリアルクルセイド」

ひたすら守るデッキなので全体破壊が向いている。
「ワンダフルハンド」「冥札再臨」などの手札強化系ジョーカーもよい。

デッキサンプル

サンプル1
ユニット
Ver. 属性 カード 枚数
1.2EX テューポーン 3
1.3EX1 ギガンテス 3
1.4EX1 火炎将軍スルト 3
2.0EX1 ビッグマシン 3
1.2EX エンジェルビルダー 3
2.1EX ピヨビルダー 3
1.4EX3 アンデッドビルダー 3
1.4 純情ヴァルゴ 3
2.0EX2 ラードーン 3
トリガー
Ver. 属性 カード 枚数
1.4 巨人の集落 3
インターセプト
SP インペリアルソード 3
1.3EX2 武器破壊 3
1.4EX2 デストラクションスピア 1
PR 巨人の鉄槌 3

  • 先攻時
1ターン目はピヨビルダーギガンテスなどのコスト2帯からスタートしたい。
いきなり軽減でコスト3ユニットを展開してしまうと中盤以降ジリ貧になることもある。
この2体は純情ヴァルゴが反応する色のため、生き残れば2ターン目以降が比較的楽になる。
序盤~中盤でエンジェルビルダー+【加護】巨人軍で防衛しつつ数点もぎ取れれば、
とどめをジョーカーを利用するかBP勝負等でワンショットキル気味に決着を付けよう。

  • 後攻時
手札が整っていればコスト軽減でエンジェルビルダー。後の展開が安全に行える。
攻めに行くのであればビッグマシンテューポーンラードーンがいいだろう。
防御面を固めつつ、上記3ユニットを筆頭としたアタック要員でダメージを取り、じわじわとライフを削っていこう。

このデッキに対するメタの張り方、対策など

エンジェルビルダーが機能しているか否かで盤面の強さが大幅に変化する。
加護】に対して効果的な全体破壊・全体ダメージ、特に闇神・ツクヨミなどの【沈黙】付与は非常に辛い。


最終更新:2017年12月01日 01:47