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「だからその話はもう何度もしたじゃないか。」
佐藤は困惑していた。昨夜の弁当争奪戦において佐藤は半額弁当を手に入れることに成功した。
槍水先輩も圧倒的な強さで弁当を手に入れ、
白粉もどこかの店からちゃっかり半額弁当を手に入れてきて、それで夕餉と相成った。
テーブルを囲んでそれぞれの弁当を食べている中、一人どん兵衛をすすっていたのが著莪である。
彼女は佐藤からおかずを強奪することもなく、黙々とどん兵衛を食べ続けていた。
佐藤はそれに対して違和感を覚えたが、それ以上気にすることはなかった。そして、
それがいけなかった。
「帰る…。」
彼女はそういうと荷物をまとめて一目散に去っていった。
佐藤は後を追うか悩んだが、槍水先輩の目が「行ってやれ。」と言っていたので後を追うことにした。
というか、あれは行かないと殺るくらいの気迫がこもった視線だったと思う。
その後、不機嫌な彼女を宥めすかして徹夜でサターンをプレイして今に至る。
いつもならこれで解決するのだが、どうにも今回はこれだけでは終わらないようだった。
「なんで、あのときアタシと弁当被せたのさ…。」
これも何度も繰り返した問答だった。確かに昨夜の争奪戦において佐藤は彼女と戦った。
それは単に佐藤の欲しい弁当が彼女と同じであったということだし、
HP同好会同士で争ってはいけないルールの上でのことでもあった。
狼は互いの健闘を称えこそすれ、あとを引くようなことはしない。
その点で彼女の言い分は半ば豚のようでもあった。
そんな考えが顔に現れていたのだろうか。彼女はしばらく考えた風な素振りを見せると言った。
「…佐藤、ジャンケンしよう。アタシ、グー出すから。」
「いや、おかし…。」
佐藤の言葉が最後まで発せられることはなかった。
彼女の瞳が涙に濡れているような気がしたからだ。
この気丈な従姉妹の涙を見るのなんていつ以来だろうか。
そんな思索に耽っていたから、次の一言を聞き逃した。
「アタシが負けたら佐藤がアタシを好きにしていいよ。勝ったら逆ね。じゃんけんぽん。」
「著莪、お前何言って…って、おい。」
悲しいかな、身についた習慣とは無意識の中でこそ最大限に発揮される。
佐藤はばっちりチョキを出してしまっていた。猛烈な後悔に襲われる。
いくら慣習とはいえここは勝ってしまっても仕方がない場面だったんじゃないのか。
大体、青い性の中真っ只中にいる少年にこんなことを提案してどうなるか分からないでもなかろうに…。
佐藤の思索は彼女に唇を奪われたことによって中断した。
彼女の舌が佐藤の舌をなめとり、そして口の中を蹂躙する。
我に返ったのは彼女が佐藤のジーパンの上からモノを撫で始めたからだった。
彼女を突き飛ばしながら言う。
「お前、いい加減にしないと怒るぞ。」
佐藤だって性春真っ盛りの男子なのである。これ以上は自制出来るか怪しいものがあった。
だが、次の瞬間そう言って睨み付ける佐藤を彼女は押し倒していた。
「お前…。」
「いい加減にするのはアンタでしょ…。嫌なら抵抗すればいい。嫌じゃないなら…。」
眼前に迫る彼女の真剣な表情に佐藤は呑まれた。だから力を抜いた。
「そうそう。天井の染みでも数えてれば終わるから任せなさい。」
「いや、お前それは」
完全に男の台詞である。こんなときでも著莪あやめは変わらない。体が震えているのを除けば。
彼女の手がジーンズの上から佐藤のモノの上を這い回る。
ゆっくりと這い回るその感触は気持ちよかったがどちらかといえばもどかしかった。
ジーンズがテントを形作っていくのを見て彼女は少し笑うと
ジーンズ、パンツを脱がせて直接モノを擦りだした。
先走りが滑りをよくしていく中、彼女は竿全体を扱いてみたり、
先端を丹念に擦ってみたりと様々なアプローチを試みる。
「いや、朝からお盛んですな。」
仕方ないのである。朝だからこそお盛んであるということもあるし、
徹夜明けの体だからこそ体がピンチを悟って子孫を残そうと必死になっているということもある。
佐藤がそんな人体の神秘に感動していると、
彼女はゆっくりと顔を下半身へと近づけていき…そして咥えた。
「くっ…。」
「ひもひいい??」
彼女が眼鏡の奥の目をチェシャ猫のように細めて聞いてくる。
その間も指と舌でモノを嬲るのをやめない。
舌で裏筋を辿ったかと思うと、今度は全体に沿って舐め回し、先端を吸い上げる。
やがて、佐藤のモノがゆっくりと痙攣を始める。
彼女はそれを確認すると、口の中で佐藤のモノを唾液にまぶし
更にストロークのスピードを上げていく。
そして佐藤に笑顔を向け、片手を佐藤と繋いだかと思うと次の瞬間思い切り吸引した。
「…!」
「うわ…ベトベトだよ。アンタ凄いね。」
彼女は暫く口の中に溜まった白濁をどうするか考えあぐねていたが、
やがて口の中で唾液と混ぜ合わせ、こくりと飲み込んだ。
「さて、まだ出来そうだね。もう少しつきあって貰うから。」
佐藤のモノは一回精液を吐き出したにも関わらず相変わらず元気だった。
彼女はジーンズを脱ぎ、ゆっくりとショーツに手をかけていく。
そして、佐藤のモノをゆっくりと自分の局部にあてがい、先端を挿入する。だが、それ以上は何もしない。
「著莪?」
「やっぱり、こういうのは合意がないとね。最後の決断は佐藤に任せるよ。」
彼女の膣口は時折きゅっきゅっと律動し、佐藤に快感を伝えてくる。
だが、達するには明らかに快感が足りない。
そして、快感に溺れてしまいたい反面で自制しろと叫ぶ自分がいた。
「とはいっても、ここで断られるのもちょっとショックなんだよね。」
彼女は服をたくし上げると、ブラをゆっくりと外した。それは見せつけるようにゆっくりな動作だった。そして、佐藤の両手を掴むと胸にあてがわせる。
「好きにしていいよ。」
最初はゆっくりと揉みほぐすように、そして段々と力を込めていく。
「くっ、はっ…。」
ゆっくりと円を描くように手を動かしながら、中心に近づけていく。
そして、自己主張の激しい蕾を摘んだ。
「んっ、佐藤…佐藤!」
佐藤は了解したというように頷いて…思い切り腰を突き上げた。
「はっ…つっ…。」
その瞬間彼女の秘部から一筋の赤いものが流れ、シーツを染める。
「はっ、はっ、はっ。」
歯を食いしばり、目の端に涙を浮かべながら荒い呼吸を繰り返す彼女が落ち着くのを待つ。
彼女が落ち着いた頃合いを見計らってゆっくりと腰を動かし始める。
最初は緩やかなピストン運動から、
やがて彼女が落ち着くと佐藤の腰の動きに合わせて快感を引き出す方法を模索し始める。
前後に、斜めに、そしてより深く。
佐藤は彼女の膣中が与えてくる快感に酔い始めていた。
ピストンを繰り返す度にゴリゴリと彼女の膣中を征服していく感覚がなんとも心地よい。
「そろそろアタシ本気出すわ。」
それはゲーマーの常套句だった。
ただし、佐藤は彼女がそう言ったとき本当に強くなるのを知っている。
彼女はゆっくり佐藤を制すとモノが彼女から抜けるギリギリまで引き出し、
そして思い切り打ち付けた。
それがどれほど続いただろう。やがて眼鏡の奥の彼女の瞳が焦点を結ばなくなり、
彼女の秘部が痙攣を始める。
「おい、著莪?」
「あっ、あっ…あん。」
限界を迎えそうになった佐藤はそのことを彼女に伝えようとしたのだが、
彼女には最早何も聞こえていないようだった。
そして、何を思ったか佐藤の首に腕を回すと佐藤の唇を奪った。
彼女に口内を蹂躙される中、佐藤は限界を迎えた。

そして泥のように眠ってハーフラベリングタイムがやってきた。
佐藤は頭を抱えていた。果たして著莪を抱いてしまってよかったのだろうか。
自分は彼女を傷つけてしまったのではないだろうか。
そんな佐藤を背中から抱きしめる手。
「起きてたのか…。」
「うん。なんというか…ごめん。」
謝られても困る。結局最後は自分の意志だったのだし。その旨を伝える。だが、彼女は離れない。
「もうよくないか?」
「いや、なんか癪だからアタシの匂い付けておこうと思って。」
「怖いわ!」
彼女はニシシと笑って、ゆっくりと抱擁を解くと真剣な顔になって言う。
「さて、そろそろ行きますか。」
彼らは狼。湖の麗人はすっかり機嫌が直ったようだった。