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――かかったな、アホが。

白粉はこの瞬間勝ちを確信した。
目線を下にやれば、自分の持つ熱々のフランクフルトに佐藤がしゃぶりついている。
自分が立ち、佐藤が座ったままという構図もいい。
上目遣いの佐藤が熱々の肉棒(フランクフルトという意味で)を舐めまわす様を存分に優越できる。
そう、白粉は肉棒を前後に押し引きしているのだ。久しぶりの食事に夢中になっているのか、佐藤からは文句の一つも出ない。
……まぁ気づいていないだけかも知れないが。
白粉が手を動かす度に佐藤の口と肉棒の間に空気が入り、グチュグチュと音がたつ。佐藤は肉棒を突きこまれると眼球が上を向き半白眼になる。
 ふぐぅ・・・はぐん・・・ヂュルヂュル・・・
佐藤の艶かしい口使いがHP同好会の部室に響き渡る。
正直予想外だった。白粉はもう少し佐藤は警戒したり、自分の行動を疑うものだと考えていたからだ。
しかし、今までの様子を見る限りそんな気配はなく、むしろ喜んでいるかに見える。

白粉はもう少し大胆に”攻めて”みることにした。

まずは肉棒を引くと同時に自分も半歩づつ後ろにずれ、少しだけ前に戻る。
最初は佐藤は肉棒を離すまいと身を前進させただけだった。二回目は椅子から腰が浮いた。
三回目にはこれ以上離されてたまるかと言うように、椅子から離れた。尻が床から数センチ上、
手は脚と脚の間に揃えた状態のヤンキー・・・いや犬の躾にあるお座りのような格好になった。
これは小柄な白粉にとっては大変意味のある行為だった。愛犬がまだ小さかった頃を思い出す。
これは主人に対して従順なことを示す。
白粉はニチャと表情を歪めた。
例えるならアニメの快活な悪役が浮かべる笑みとも、映画の知能犯が作る口が裂けるような笑みとも違う。
もっとヘドロを混同させ悪逆を抽入し宇宙物質を垂らして愛憎で包んだような、笑み。
もしもこの世界に”世界の敵の敵”がいたとしたら彼女は今この場に立っていられるだろうか?
だが白粉にはそれでもいいと思った。今、目の前で願った望みが叶えられるのだから。

白粉は前後のストロークの緩急を早めた。時々佐藤の喉をついてむせるような仕草をされるが、お構いなしだ。
佐藤の眼に涙が溜まり、口からは涎が垂れだす。
それを見て白粉は乙女のように頬を赤くし、逆さ三日月のように眼を歪め、口から吐息が漏れ出した。

「ふぐぅん・・・!ふぐぅ!・・・んン!んっぁぅ・・・あっうん!」
部室には佐藤の声とも呼べない原始的な音と白粉の興奮したと息、二人の汗の臭いが充満する。
「ぐぅ・・・ふぐぅ!・・・」
佐藤は肉棒が引き抜かれようとするとヂュルヂュルと音をたて、唇をすぼめ吸い付く。
「ぐっ!・・・あっ!ふぅン!」
逆に押し込められると、懇願したような顔で白粉を見上げる。それがまた白粉の嗜虐心をくすぐった。
「ふぐっ・・・ぐうぅん!うぁっ・・・!」
白粉は肉棒を持たない、もう片方の手を自分のスカートの下から入れる。そして下着をずらしその奥にある秘所へと進めた。
白粉は佐藤にラストスパートをかけるべく、ストロークを激しくする。
佐藤の肉棒を吸う音がジュルジュルと音が大きくなることに比例して、白粉の吐息も荒くなる。
「ふぅっ、ふぐぅっ!・・・あっああッーんう、んううううんん!」
一人と一匹の興奮が絶頂に達した。
「あっ・・・あ!くぅぅぅぅん!!!!!」
白粉の押し込めた声に続き、
「ぐう!ンんんんん!!!!」
佐藤は押し込められたフランクフルトを噛み千切り、仰け反った。
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・
部室にはまだ二人の荒い息が残っている。先ほどの行為での体力がまだ回復していなかった。
「白粉・・・お前なんて事をしえくれたんだ・・・」
落ち着いた佐藤が椅子にぐったりと座った白粉に声をかける。
「まぁ・・・僕も悪かった。だからこのことはお互い無かったことにしような?」
佐藤は白粉の自慰行為を見ていたし、白粉は佐藤の痴辱されているのを見ていた。
「というか僕悪くないじゃん!というかこれへたしたら犯罪じゃないの!?
よし、白粉このことは黙ってるから明日から昼ご飯を僕に持ってくるんだ」
佐藤は本来の目的を思い出した。
(やれやれなにか変なことになったけど相手は白粉だったし、明日からの食事の目処がたった。と床から腰を上げる。
白粉をチラリと見やるとこちらに背を向け鞄をごそごそといじっていた。
まぁあんなことをした後だし、白粉も特殊な趣味を持ってるとは言え、一応は女の子だ。深く追求しないことにした。
「でも白梅にバレると怖いから昼休みは部室でブェッ!」
佐藤が頬に衝撃を受け、床に倒れた。
「な・・・何だ!?」
混乱している佐藤の上に馬乗りになるように白粉がのしかかる。
「あの、白粉?いや白粉さん?」
「フフフ・・・佐藤さん、ダメですよ。”食事”の途中で席を立つなんて。躾のなってない犬ですねぇ・・・!」
白粉の右手には先ほど佐藤を殴ったと思われるキリタンポン、左手にはビデオカメラが装着されていた。
「えぇ!まさか白粉!さっきのも・・・!」
佐藤はビデオカメラに手を伸ばすがマウントポディションにいる白粉にはことごとく避けられてしまう。
「さぁ―見せてくださいっ!佐藤さんの全てを!」
白粉はキリタンポンを佐藤の口に突っ込むと、空いた右手でシャツの引きちぎった。
佐藤のシャツからボタンが弾け飛び、胸元があらわになる。
「ま・・・待て白粉!僕が悪かった!だから昼ご飯を奢ってくれとは言わない!
いや奢ってくれ必ず後で返すから!―いや今の嘘!嘘だから・・・っ!」

アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

鳥頭は二年生が修学旅行でいなくなり、HP同好会が一年生だけになることを狙っていた。
今日はその下見だ。懐かしい気分で部室を目指す。
今は仙も旅行の準備でHP部の活動を自粛しているはず。だがまだ一年生に自分を知られるわけにはいかない。
今日はこっそりと覗くだけにしようと決めていた。
が、部室前までに来ると中から犬のような荒い息遣いと水が弾けるような音が聞こえる。
表札を確認するとHP部で間違っていないようだ。
鳥頭の頭に事件の可能性がよぎった。自分は部外者である。しかしここにはかけがえのない思い出がある。
(それにもしかしたら、優君に心配してもらえるかも知れないし)
鳥頭は中がかろうじて覗けるくらい扉を開け、眼を凝らそうと―――バタンッ!
鳥頭は今見た光景を頭振り払って追い出そうと走り出した。 なんというか、もうだめだ。終わっている。

HP部には三人いた。過去形なのは既に二人になっていたからだ。
一人はYシャツがはだけ、ブラジャーが覗いている白粉。
スカートは履いているが彼女のクロッチと思われる布は床に投げ出されている。
もう一人は白梅。彼女は制服に一切の乱れがなく、分子構造ですら凍ったままなのではないかと疑うほど。
ただ彼女からはドライアイスのような、凍てつくようなオーラが立ち込めていた。
一人だったモノは佐藤。明るく楽しいベン・トーでは描写が憚られる状態だった。以下自己責任。
【佐藤だったモノの右腕は雑巾を絞ったようにねじ切れ、胴体から切断されていた。その飛び去った軌跡を示すように血が床/壁に散っている。
左腕はくっついてはいるが、爪は剥され、指はあらゆる方向に折れ曲がり、二の腕からは筋肉と腱がでろんとはみ出ていた。
両足は踝辺りを縄で縛られ、天井から逆さにつられていた。今も振り子のように揺れながら、脚残った血がぽつぽつと垂れている。
頭は髪を無理やり剥したのか頭皮が捲れていた。耳は千切れ、鼻はそぎ落とされ、眼球が抉られ、かち割られたのか脳が飛び散っている。
胴体からは脊髄が抜かれ、腸がへそから引きずり出されるように飛び出し、胃が裂かれていた。】
「梅ちゃん・・・」
「大丈夫ですよ白粉さん。もうこれであなたにあんな変態行為を強要させる人はいなくなりましたから」
「梅ちゃん・・・」
「これからはずっと私が傍にいますからね。 ずっと、ずっとね」
                                   END