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新人刑事であるサイトウは、ベテランの刑事であるガントウと共に、室神町に潜入していた。
詳しい経緯は省くが、サイトウはベテラン刑事であるガントウに気に入られ、現在の部署でガントウの相棒として活躍してきた。

サイトウは張り込みのために借りたアパートの一室で、ガントウのためにミックスジュースを作っていた。
いつもと変わりないレシピなので、今では作業と並行しながら、考え事もできるようになっていた。
サイトウは今回のヤマに若干の不満・・・というより、不服感を持っていた。
というのは、先輩であるガントウは誰もが認めるほどのベテラン刑事だ。大きい事件を解決するために使われる人物である。
サイトウにもガントウの下に配属され、ガントウ刑事の相棒として数々の難事件を解決してきた。という自負があった。
(あの電話はイタズラではないだろうか。それに自分達二人には、こんな確証もない、事件とも呼べないことに構うより、もっとすることがあるがはずだ)
しかし、このヤマに当たることを決めたのはガントウだ。そうなるとサイトウは黙って随伴することになる。
「ガントウさん、本当にこの街で事件が起きてるんですか?」
サイトウ刑事の目の前に広がるのは、昼は賑やか、夜は大人の街として賑わう繁華街に過ぎない。
何か大きな事件・・・例えば違法格闘闘技場事件や連続刑事狙撃事件の時のような大事件が起きるとでもいうのか。
サイトウの一言にトレーニングをしていたガントウは振り返った。休まずにダンベルを持つ腕を上下に動かしながら、ガントウが口をニヤリと歪ませる。
その笑みは「俺が信用できないか?」と問いかけているように見え、サイトウに(やっぱりこの人には叶わないな)と思わせた。
闘技場事件、狙撃事件もいつもガントウが正しかった。それは一番間近で見ていた自分がよく知っている。
なら今度も自分はこの人について行くだけだ。
サイトウは気持ちを切り替えて、室神町に潜入する経緯を振り返ることにした。
事の起こりは一本の電話である。いや、正確に評すなら、たった一声である。
   『室神町が壊れちゃうよおー!』
力強く、野太いその一声がガントウ刑事を動かしたのだ。
「ガントウさん、ジュース出来ましたよ」
ガントウにジュースを手渡す。サイトウはガントウがジュースを喉に送るため、喉仏が上下に艶かしく動くのを見送って出掛ける準備をした。
ガントウがコップを流し台に置いて、サイトウを見やる。
「ちょっと外の空気を吸ってきます。なにか買ってくるものはありませんか」
ガントウの逞しい指がメモ帳にペンを走らせる。サイトウはこの指先が自分の胸板をツツゥーと舐めるようになぞる光景を想像して頭を振った。
三日前からサイトウとガントウはこの一室に同棲していた。
アパートの部屋は狭く、面目は潜入捜査であるため、ガントウの刑事もトレーニングは(といっても軽いものだが)この部屋で行っていた。
部屋の畳にはガントウの汗が染込み、天井までガントウの芳しい体臭が立ち籠めっている。
なので、もう三日の間、サイトウはいつ自分が獣のようにガントウに襲い掛かってしまうのか分からなかった。
(でもそんな自分もガントウさんは優しく包み込んでくれるんだろうな)
潜入捜査のためとはいえ、この環境ではいつ我慢の限界を迎えるか分からない。
外の空気を吸って気分を落ち着かせることは、我慢を持続させるためにサイトウには必要なことだった。

「ふぅー。これでガントウさんのメモの買い物は一通り終えたかな」
街にも何ら異常はなし。サイトウはアパートへの帰路につこうとすると、街の一角に人ごみを見つけた。
丁度雑居ビル下、工事中とテープが貼られた地下街への階段あたりだ。
サイトウは刑事として、それ以前に持ち前の正義感のため、近づいた。
「どうかしたんですか」
顎にヒゲを蓄え、ピアスをつけた男が落ち着かないよう状況を説明した。
「ふむ・・・つまり、あの二階の部屋から何か激しい争いが聞こえるということか」
見上げた二階の窓には、『ダンドー商会』とカッティングシートが貼り付けられている。
サイトウは事前のガントウの説明を思い出した。室神町は繁華街であると同時に、極道たちの頻繁に出入りしている、という情報を。
「うぉ!あれ見ろ!」
顎鬚が声を上げる。
サイトウも思考の流れを切って顔を上げた。
 ガシャーン!!
二階の窓が割れ、人が地面に叩きつけられる。
「誰か救急車!」
サイトウが叫ぶと近くにいた顎鬚が慌てて携帯電話を取り出す。
サイトウは落ちて来た坊主頭の男の状態を確かめるために近づいた。
「おい、大丈夫か!?」
頭を打っているかもしれず、素人のサイトウには下手に動かすこともできない。
(クソッ!こんな時ガントウ刑事なら・・・!)
サイトウが思い悩んでいると、ピクリと坊主頭が動いたように見えた。
「おい!しっかりしろ!もうすぐ救急車が来るからな!」
サイトウは坊主頭の意識を保とうと必死に呼びかける。
「っ・・・!」
サイトウは息を呑んだ。
顔を上げた坊主頭の顔色が酷く、眼は虚ろで焦点が定まってないように見えた。
(何か異常だ。落ちて来るまでに一体何が・・・。ちょっと待て!本当に”落とされて”きたのか?)
ゆっくりと坊主頭が立ち上がる。
「なんだビックリさせやがって。顔色は最悪だが、身体は平気そうじゃないか。とりあえず救急車呼んだから、それに乗って行きな」
顎鬚が携帯電話を折りたたみ、ポケットにしまう。そして坊主頭から目を逸らした。
「ゥアッー!」
坊主頭は目を逸らした顎鬚の首を掴み、そのまま地下街へと引きずり込んだ。人間業ではない。
一瞬の時が止まったような静寂。次に悲鳴が響き渡った。
(何をヤっているんだ自分は!近くにいたのに!)
サイトウは目の前で一般人を危険にさらされた焦りと責任に駆られ、地下街へと飛び込んだ。

サイトウはここで取り返しのつかないミスをした。
そう、それは相棒であるガントウの支援を待たなかったことである。

サイトウは階段を降り、地下一階に立った。
地下は薄暗く、照明も乏しい。唯一の救いは、工事が終わっており、あとはオープンを待つだけの状態だった。ということだけだ。
(これがガントウさんの感じた事件か・・・?)
二階から飛び降りても丈夫な身体。成人男性を片腕で連れ去る腕力・握力。そして顎鬚を抱えたまま走り去る脚力。
どれをとっても坊主頭は一般人では考えられない身体能力を有している。
(今からでもガントウさん、いや派出所の応援を待ったほうがいいのか)
汗がサイトウの背中を流れる。
だが、現状がサイトウから選択肢を奪う。
「ッァー!」
緊張を打ち破るように、通路の置くから男の悲鳴が聞こえた。
サイトウは声の聞こえた方向に走って向かった。今は一刻でも早く救出が必要である。
近づくにつれ、音もはっきり聞こえるようになった。男の苦悶に押しつぶされた声と何か打ち付けるような音。
「ここか!」
声の発信地は、ゲームセンターのスタッフルームだった。サイトウはドアの前に立ち、蹴破った。
想像を絶する光景が目に飛び込んできた。
顎鬚がスチールディスクの上にうつ伏せに倒され、ズボンが乱雑に破かれていた。
坊主頭は左腕で顎鬚の片腕を背中にまわしていた腕をとき、腰の間にあるぬらぬらと黒光りするものを顎鬚の臀部から引き抜く。
「なっ・・・!まさか!」
サイトウが今ここで行われていたであろう、陰惨な光景を思い描き、絶句した。
顎鬚は力が抜け落ちたようにスチールディスクから崩れ落ちる。同時、坊主頭がサイトウに向かって飛び掛ってきた。
サイトウは咄嗟に横へ避けたが、坊主頭の瞬発力の前では無意味に等しかった。
空中で横に飛んだまま、坊主頭が被さってサイトウをうつ伏せに押し倒してしまう。
「くっ!おい!今のうちに逃げろ!」
サイトウは何とか顎鬚だけでも逃がそうと叫ぶ。が、
「アッー。アァー」
顎鬚が立ち上がり、顔が見えるようになると、坊主頭と同じ症状が見えた。

「まさか感染したの―ぐっ!」
サイトウの左に膝立ちで立つ坊主頭。左手でサイトウの頭を抑える。
そして腹が引っ張られるような衝撃。ベルトが引っ張られ、サイトウは自分のズボンが無理やりに脱がされようとしていると分かった。
さらにもう一つの足音、顎鬚が近づいてくる。サイトウの鼻は顎鬚の過度な香水の臭い、坊主頭の煙草の臭いで曲がりそうだった。
サイトウが足でもがこうとするも、足の上に顎鬚に座れ動きが封じられてしまう。
業を煮やした坊主頭が、ズボンとトランクスを一緒くたに破き、サイトウの引き締まった臀部があらわになった。
「ンゥー!ゥー!」
サイトウは拘束から逃れようとするが、桁外れの筋力がそれを許さない。
坊主頭の右手が佐藤の肛門括約筋をこじ開けようと、人差し指、中指を伸ばして迫る。
ヒヤリとした手が臀部に触れる。
「んン!」
ローションもなく、一息に指が佐藤の肛門括約筋を突き抜け、デリケートな内部に差し込まれる。
「ンンッッッー!」
まるで器具を挿入された感覚に違和感を覚える佐藤。だが挿入された指はおかまいなしに前後運動を開始する。
「んっ!ン!・・・んン、ンッ!」
三日間のストレスもあり、佐藤の体はされるがままに反応していた。
「ン・・・んっ!ん!ン!ンゥ!」
(く・・・ガントウさんっ・・・!)
佐藤の目には涙が溜まっていた。
「ん!っや!ンゥん!んゥ!」
悔しさと、恥ずかしさが綯い交ぜになり、自分が酷く情けなくなる感情。
だが、身体はそれとは関係無しに反応してしまう。
「んン、ンッ!んゥぅうウゥー!」
一度果ててぐったりする佐藤。坊主頭の拘束も解けた。
(これで開放される・・・)
だが後ろでカチャカチャと金属がぶつかる音がす聞こえる。首を捻って確認すると、顎鬚がベルトを緩め、自身のを露出させていた。
それを見て、佐藤は必死になって立ち上がろうとするが顎鬚に蹴飛ばされ、部屋の隅まで飛ばされる。
(あれを入れられたらこいつらと同じようになってしまうのか・・・。ガントウさん・・・!)
迫り来る顎鬚。佐藤が覚悟を決めて目をつぶる。
 ダーーンッ!
衝撃音。佐藤が驚いて目を開けると、パイプ椅子を片手に持ったガントウ刑事が立っていた。
「夢か・・・?」
佐藤が呟く。
「アー」「アアー」
横を向くと先ほどまでガントウの位置に立っていた顎鬚と坊主頭がノロノロと立ち上がるところだった。
どうやらガントウ刑事がパイプ椅子で吹き飛ばしたらしい。

ガントウ刑事が佐藤に向かってニヤリと笑みを作る。
あの時あきらめかけた佐藤を立ち上がらせた、あの笑み。

佐藤が目を擦って涙を拭く。
「そうです!ここから反撃開始ですね!」


ナレーション:『筋肉刑事 of the END!! 公開未定!乞うご期待!』