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女王エリザベス1世と元・女王メアリー(王ジェームズ1世の母親)のお墓の引っ越し |
1587年元・女王メアリーは
ピーターバラ大聖堂
、1603年女王エリザベス1世は
王ヘンリー7世
の
埋葬室
に埋葬されました。
王ジェームズ1世は女王エリザベス1世の棺を女王メアリー1世のお墓へ移葬。
その後元・女王メアリー(王ジェームズ1世の母親)の棺も
ウェストミンスター寺院
へ移葬します。2人はお向かいさん。
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (お墓の引っ越し.JPG) 歴代の王が眠るウェストミンスター寺院(ロンドン)
女王エリザベス1世のお墓の引っ越し
1606年王ジェームズ1世は女王エリザベス1世の棺を女王メアリー1世(女王エリザベス1世の義母姉)のお墓へ移葬します。
白い大理石のモニュメントも建築。
ちなみにこちらの4頭のライオン像は金メッキされてました。
宝珠
と
王笏
は数世紀前に盗まれたのでレプリカ。
~
Westminster Abbey
(Elizabeth I)さんより~
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (お墓の引っ越し:女王エリザベス1世.JPG) 女王エリザベス1世と女王メアリー1世のお墓
モニュメントにはラテン語の墓碑も付いてます(訳は超テキトー)。2人のお墓なのに女王メアリー1世は完全スルー。
復活したとき険悪にならない?
っていうか、そもそもなんで王ジェームズ1世は2人を一緒にしたんでしょね。
天蓋の墓碑(頭側)
Memoriae Aeternae
Elizabethae, Angliae, Franciae, & Hi∣berniae* Reginae R. Henrici VIII. fil. R. Hen. VII. nept. R. Edw. IV. pronept. Pa∣triae, Parenti, Religionis, & honorum Artium altrici, plurimarum linguarum pe∣ritia, praeclaris tum animi tum corporis dotibus regiisque virtutibus supra sexum Principi incomparabili
Jacobus Magnae Britanniae, Franciae, & Hiberniae Rex virtutum & Regnorum haeres bene merenti pie posuit.
イングランド、フランス及びアイルランドの女王、王ヘンリー8世の娘、王ヘンリー7世の孫娘、王エドワード4世のひ孫娘。信仰の擁護者、教養と全ての言語、優雅な天分と豪壮な美徳を備えたる国の母エリザベス1世。
彼女の美徳と王国を受け継ぐ
グレートブリテン
(
同君連合
)、フランス及びアイルランドの王。信心深く公正なジェームズ1世によりモニュメントを建造する。
天蓋の墓碑(足側)
Memoriae Sacrum.
Religione ad primaevam sinceritatem re∣staurata, pace fundata, moneta ad justum valorem reducta, rebellione domestica vin∣dicata, Gallia malis intestinis praecipiti sublevata, Belgio sustentato, Hispanica classe profligata, Hibernia pulsis Hispanis & Rebellibus ad deditionem coactis pa∣cata, redditibus utriusque Academiae lege Annonaria plurimum adauctis, toto de∣nique Anglia ditata, prudentissiméque annos 45. administrata:
Elizabetha Re∣gina victrix, triumphatrix, pietatis stu∣diosissima, foelicissima, placida morte Septuagenaria soluta, mortales reliquias dum Christo jubente resurgant immorta∣les, in hac Ecclesia celeberrima ab ipsa conservata, & denuo fundata, deposuit. Obiit 24. Martii, anno salutis. M. DC. II. Regni XLV. Aetatis LXX.
45年の君臨において本来の宗教への回復(英国国教会)、平和の確立、大改鋳(
グレシャムの法則
)、国内反乱を鎮圧、分断されたフランスへの救援(
ユグノー戦争
)、ネーデルラントへの支援(
八十年戦争
)、無敵艦隊を撃破(
アルマダ海戦
)、スペインに支援されたアイルランド反乱軍をほぼ鎮圧(
ティロン伯の反乱
)、法整備によるboth universitiesの増収、そしてイングランドを繁栄へ導いた最も慎重な支配者。
勝利の栄光に輝き、最も厳しく信心深く、最も幸福な…(中略)…女王エリザベス1世。70年の人生と45年の君臨を終えて
アンノ・ドミニ(主の誕生元年)
1602年3月2(=西暦1603年)死の眠りに就く。
モニュメント下の墓碑
Regno consors & urnâ hic obdormimus Elizabetha & Maria sorores in spe resurrectionis.
王座とお墓のパートナー、姉妹エリザベス1世とメアリーは
復活
のときまでここに眠る。
元・女王メアリー(王ジェームズ1世の母親)のお墓の引っ越し
1606年王ジェームズ1世は元・女王メアリーの棺をウェストミンスター寺院へ移葬します。女王エリザベス1世の南側。
白い大理石のモニュメントも建築。
女王エリザベス1世のモニュメントより高いんだって。足元には
スコットランド王の紋章
「赤いライオン」が立ってます。
~
Westminster Abbey
(Mary Queen of Scots)さんより~
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (お墓の引っ越し:元・女王メアリー.JPG) 元・女王メアリーのお墓
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (お墓の引っ越し:元・女王メアリー2.JPG) マーガレット・ダグラスのお墓
モニュメントにはラテン語の墓碑も付いてます(訳は超テキトー)。女王の偉業を讃える記載はまったくナシ。
とにかくイングランドとの血統の繋がりを強調してるっぽい。
アレコレやらかした陰謀の「共犯はウソ」で、「ウソ」のせいで処刑されたと主張してるっぽいです。
天蓋の墓碑かしら?
スコットランド及びフランスの女王、スコットランド王ジェームズ5世の娘、唯一の王位継承者。イングランド王ヘンリー7世のひ孫-彼の長女マーガレット・テューダーを通して-、イングランド王エドワード4世の玄孫-彼の長女エリザベス・オブ・ヨークを通して-。フランス王フランソワ2世の王妃、そして生前のイングランド王位継承者。グレートブリテンの王ジェームズ1世の母メアリー。…(中略)…20年間の勾留中も勇敢かつ壮健であり、アホアホたちからの誹謗と戦い、そして敵の斧に倒れる。…(中略)…後生の全てがこの不幸な殺人の目撃者である。46年の人生を終えてキリスト紀元1587年2月8日死の眠りに就く。あーたらかーたら
後生の人々は彼女の身の潔白(
ダメ夫ダーンリー卿殺害事件
、
バビントン事件
、…)を証明し、この世から不当な処刑人、拷問、投獄、絞首台を消し去らなければならない。…(中略)…彼女の人生は神より幸福と受難のときを与えられた。そして吉兆の運命である
アテーナー
、
ミューズ
、
ディアーナ
、運命の三女神(the Fates revere)の恩寵を受けた王ジェームズ1世を産み落とした。偉大なる婚姻、偉大なる血統、最も偉大なる彼女の後継者。ウソが娘、花嫁、王ジェームズ1世の母親を奪い去った。あーたらかーたら
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