※イエス・キリストって馬小屋で生まれて磔になった神様くらいしか知らない人向け(それは私だ)の超ウルトラざっくりです。


イエス・キリスト


イエス・キリストはキリスト教で 唯一の神様 です。
「イエス= ナザレのイエス (紀元前4年頃-紀元後30年頃)」「キリスト= メシア(メサイア) :救い主:聖油を塗られた者」。
よく聞く「ジーザス(Jesus)」はイエスの英語読みです。
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+ 聖油を塗られた者ってなに?

+ 父と、子と、聖霊は三位一体

+ 超ざっくりな系図


エピソード


マタイによる福音書、ルカによる福音書…によって違う場合があるけど、ここではまぜまぜ。
聖書地図

+ 登場場面は世界三大宗教の聖地エルサレム

イスラエル(1世紀)

+ 降誕~幼少時代の超ざっくりなエピソード

+ 洗礼~宣教活動の超ざっくりなエピソード

+ 受難~死の超ざっくりなエピソード

+ 復活~昇天の超ざっくりなエピソード


聖書


聖書はキリスト教の教典(神様や聖人の説教が書いてある本)、正典(教徒が従うべき基準が書いてある本)。
旧約聖書と新約聖書がある。
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英国国教会で大人気だったジュネーヴ聖書/旧約聖書(1560年)

聖書ってけっこうな厚みなんですねー。ビックリ!
ジュネーヴ聖書は、クォート判(218×139mm)、大きなフォリオ判、持ち運べるオクタヴォ判とサイズもよりどりみどり。
お値段は16世紀後半の新約聖書で、低賃金労働者の1週間分以下だそうです。

+ 聖書は大切、あと祈祷書も大切


旧約聖書


旧約聖書は 古代イスラエル人 古代イスラエル人のアレコレな出来事、神様と古代イスラエル人の契約 を書いた本。
オリジナルはヘブライ語・アラム語。
キリスト教では「(神様とキリスト教徒の)古い契約」って扱い。
wikipedia
wikipedia (古代イスラエルの歴史)

こちらはカトリック教会が採用してる旧約聖書の内容。
(*)はプロテスタントが採用してない書。桃色はユダヤ教やイスラム教も採用してる書。
あと列王記?列王紀?どっちが正解なんでしょ? とりあえずwikipediaの列王記を採用しました。

モーセ五書
創世記 出エジプト記 レビ記 民数記 申命記
歴史書
ヨシュア記 士師記 ルツ記 サムエル記 上/下 列王記 上/下 歴代誌 上/下 エズラ記
ネヘミヤ記 トビト記(*) ユディト記(*) エステル記 マカバイ記1~2(*)
知恵文学
ヨブ記 詩篇 箴言 コヘレトの言葉 雅歌 知恵の書(*) シラ書(*)
大預言者
イザヤ書 エレミヤ書 哀歌 バルク書(*) エゼキエル書 ダニエル書
小預言書
ホセア書 ヨエル書 アモス書 オバデヤ書 ヨナ書 ミカ書 ナホム書
ハバクク書 ゼファニヤ書 ハガイ書 ゼカリヤ書 マラキ書


新約聖書


新約聖書はキリスト教徒が イエス・キリストのアレコレな出来事、神様とキリスト教徒の契約 を書いた本。
オリジナルはアラム語(ヘブライ語かも)・ギリシア語。
キリスト教では「(神様とキリスト教徒の)新しい契約」って扱い。
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桃色はイスラム教も採用してる書。イスラム教では イエス・キリストも預言者 の1人です。

福音書 イエス・キリストの生涯と死/復活の記録
マタイによる福音書 マルコによる福音書 ルカによる福音書 ヨハネによる福音書
歴史書 初代教会の歴史
使徒行伝
パウロ書簡 使徒パウロ(新約聖書の著者の1人)が書いた文章
ローマ人への手紙 コリント人への手紙1~2 ガラテヤ人への手紙 エペソ人への手紙
ピリピ人への手紙 コロサイ人への手紙 テサロニケ人への手紙1~2 テモテへの手紙1~2
テトスへの手紙 ピレモンへの手紙 ヘプル人への手紙
公同書簡 その他の文章
ヤコブの手紙 ペテロの手紙1~2 ヨハネの手紙1~3 ユダの手紙
黙示文学 予言者の文章
ヨハネの黙示録


聖書の印刷と翻訳


カトリック教会の公用語はラテン語です。
F&B時代のカトリック教会の公式聖書は神学者 ヒエロニムス (347–420年)がラテン語に翻訳した ヴルガータ聖書
公式聖書以外は使っちゃダメです。

Pieter Coecke van Aelst 画「Saint Jerome in His Study」(1530年頃:ネーデルラント)

15世紀 活版印刷 が発明されると「エライ聖職者しか持てなかった聖書」が「誰でも持てる身近な聖書」になります♥
とはいえフツーの人はラテン語なんて読めない。
ってことで、お次は翻訳だ!プロテスタントは翻訳に積極的だけど、カトリック教会は誤訳を心配して批判的っぽいです。
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スペイン語訳の聖書
Biblia Alfonsina 1280年頃 カトリック教会の聖書。
カスティーリャ王アルフォンソ10世の宮廷用にカスティーリャ語に翻訳。
Biblia de Casiodoro de Reina 1569年 プロテスタントの聖書。
ルーテル教会(ルター派)の神学者カシオドロ・デ・レイナが翻訳。
カシオドロはもともとヒエロニムス会の修道士で、バーゼル(スイス)に亡命してる。
Biblia de Petisco y Torres Amat 1825年 カトリック教会の聖書。 ヴルガータ聖書 から翻訳。スペイン語訳の最高峰。
Biblia Nácar-Colunga 1944年 カトリック教会の聖書。スペイン初の公式聖書。
英語訳の聖書
ウィクリフ聖書 1380年 カトリック教会の聖書。
オックスフォード大学の教授ジョン・ウィクリフが ヴルガータ聖書 から翻訳。
無許可でやっちゃったので1408年発禁。死んでるウィクリフも異端者に認定。
大聖書 1539年 英国国教会の聖書。王ヘンリー8世が公認した、イングランド初の公式聖書。
ティンダル聖書 (無許可でやって発禁)に ヴルガータ聖書 の翻訳を補完。
各教会に置いたのでみんなが読める。盗難防止のチェーン付き。
ジュネーヴ聖書 1560年 英国国教会の聖書。
ジュネーヴ(スイス)に亡命した神学者ウィリアム・ウィッティンガムが翻訳。
簡潔で説得力ある文章、地図・挿絵・注釈もあって分かりやすく、 大聖書 より人気。
大量生産したのでみんなが持てる。ウィリアム・シェークスピアも愛用。
注釈がカルヴァン派っぽいけど、女王エリザベス1世は黙認。
ドゥエー=ランス聖書 1582年 カトリック教会の聖書。
ドゥエー英国大学 (フランス)の亡命カトリック教徒が ヴルガータ聖書 から翻訳。
欽定訳聖書 1611年 英国国教会の聖書。王ジェームズ1世が公認した、イングランドの公式聖書。
カルヴァン派っぽい ジュネーヴ聖書 じゃマズくね?っと新たに翻訳。


巡礼路


巡礼は聖地に訪れて、神様とのつながりを感じながら信仰を深めること。
キリスト教の三大巡礼地は、ヴァチカン市国、エルサレム(イスラエル)、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)。


ヴィア・ドロローサ(苦難の道)


ヴィア・ドロローサはエルサレムでイエスが十字架を背負って総督ピラト官邸から刑場のあるゴルゴダの丘まで歩いた道です。
イエスの生誕地 聖誕教会 (パレスチナのベツレヘム)はエルサレムのご近所。
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総督ピラト官邸
1 ピラトに裁かれる 2 有罪に定められ、鞭で打たれる
通路
3 最初に倒れた場所 4 悲しむ母マリアと出会う
5 キレネ人シモンがイエスを助ける 6 ベロニカがイエスの顔を拭く
7 二度目に倒れた場所 8 イエスがエルサレムの婦人たちに語りかける
9 三度目に倒れた場所
ゴルゴタの丘(聖墳墓教会)
10 衣服を剥ぎ取られる 11 十字架が立てられる
12 イエスの死 13 十字架の下の母マリア
14 イエスの墓


聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道


聖ヤコブ(スペイン語:サンティアゴ)は、十二使徒の1人ゼベダイの子ヤコブ。イスラエルで布教活動中に殉職。
9世紀ここで彼の遺体が奇跡的に発見されたそうです。
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聖ヤコブが埋葬されてるのがサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂。
煙出してブンブン振り回す玉は、重さ80kgの世界最大 振り香炉 。ブンブンは40kg分の炭と香が入って、最高時速80km/hのど迫力。
700年前から始まった儀式で、その始まりは巡礼者の悪臭消しという乙女心を破壊する説でした。
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大聖堂 香炉


カトリック教会とプロテスタントの違い


なるほどー!っと思ったのがこちら。

カトリックとプロテスタントの根本的な違いとはなんでしょうか?

教会の言い分が至上とするのがカトリック
聖書の言い分を至上とするのがプロテスタント

金儲けは罪、教会に金を出せ、ってのがカトリック
金儲けは勤勉、ニートは死ね、ってのがプロテスタント ~ Yahoo!知恵袋さんより


金儲けは罪のカトリック教会


カトリック教会の考え方は、貧しい人達は神様の心にかなってる。だから教会や教徒が貧しい人達に手を差し伸べるのは、ふつーに当たり前なコトです。
聖書のドコを採用してるのかは分かりませんが、 金儲けは罪、教会に金を出せ っぽそうな一文を。

だれも、二人の主人に仕えることはできない。の超ざっくりなお話

だれも、二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない。 ~マタイによる福音書6章24節~

サーシャ・シュナイダー作『 マンモン (「強欲」の悪魔)と奴隷』

二人の主人は 神様とお金 のコト。
もちろんこの世は、お金がナイと生きていけないし、一生懸命働いて得たお金は尊いのもです。オケです。

ダメダメなのは「もっと欲しい」「儲からないコトは嫌」「なんか名誉も欲しくなってきた」…どんどん欲深くなるコト。
お金儲けを人生の目的にしちゃいけないよ。
お金に仕えちゃいけないよ。
自分が持っているものばかりを見つめていて、神様に背を向けちゃいけないよ。

+ うっかり儲かっちゃったら寄付の超ざっくりなお話

+ こーゆー金儲けは神様も怒るの超ざっくりなお話


金儲けは勤勉のプロテスタント


プロテスタントの考え方は、労働は神聖な義務。貧しい人達を誰でも彼でも救済するってコトは怠惰(ナマケ者)の原因です。
聖書のドコを採用してるのかは分かりませんが、 金儲けは勤勉、ニートは死ね っぽそうな一文を。

働きたくない者は、食べてはならない。の超ざっくりなお話

実際、あなたがたのもとにいたとき、わたしたちは、「働きたくない者は、食べてはならない」と命じていました。 ~テサロニケの信徒への手紙二3章10節~

通りで罰せられる浮浪者(1536年頃:イングランド)

ズバリな一文なので、これを実践したイングランドの 救貧法 の超ざっくりなお話です。
王ヘンリー8世は1536年救貧法の素を決定。
働けない人(病人、老人、子供)には衣食の提供を、働かない人(浮浪者、乞食)には鞭打ち刑と強制労働を義務づけました。

女王エリザベス1世は1597年救貧法(1601年改正)を決定。
枢密院の救貧監督官が国民から救貧税を徴収。国が貧しい人々の面倒を見る福祉制度です。
働けない人は援助、働かない人は強制労働させる懲治院送り。ほぼ強制収容所で、そーとー過酷だったみたいです。

ついでに ゆりかごから墓場まで (cradle-to-grave)は 1945年イギリス総選挙 で勝利した労働党のスローガン。
救貧法を廃止して手厚い社会保障を決定。
国家財政の負担増加、国民の勤労意欲低下で財政圧迫。イギリスは大変なこと(英国病)になってしまいました。




※ものすごーくお世話になったサイト。詳細はこちらをご覧下さい。