修道会


修道会は、会則/戒律(ルール)を決めて共同生活するグループ。ローマ教皇の認可が必要です。
清貧(贅沢しない)・貞潔(生涯未婚)・服従(神様に仕える)の三誓願+αを立た修道士が、修道院で共同生活してる。
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サー・フランシスの バックランド・アビー (Buckland Abbey)やフェリペ2世の エル・エスコリアル宮殿 (Monasterio de El Escorial)も修道院。
Abbeyは修道士達のコミュニティ、Monastery(スペイン語:Monasterio)は修道士達が生活する建物って感じ。

修道会 認可 創設者 備考
ベネディクト会
(黒い修道士)
529 ヌルシアのベネディクトゥス ・カトリック教会最古の修道会。
・16世紀修道士ペドロ・ポンセ・デ・レオンがろう学校を設立。
シトー会
(白い修道士)
1098 モレームのロベール
シトーのアルベリック
スティーヴン・ハーディング
・初心に戻ろー!っとベネディクト会から独立。
・祈り、学習、労働が活動(?)の中心。
・彫刻や美術による教示を禁止。(キリスト教は基本 偶像崇拝を禁止 。)
ドミニコ会
(主の犬)
1216 聖ドミニコ ・修道会会則により私有財産を認めない托鉢修道会。
・神学の研究に励み多くの学者や異端審問官を輩出。
・1602年宣教師フランシスコ・デ・モラレス達が来日。
フランシスコ会
(乞食僧団)
1223 アッシジのフランチェスコ ・修道会会則により私有財産をテッテー的に認めない托鉢修道会。
・説教活動が活動の中心。1593年宣教師ペドロ・バプチスタ達が来日。
ヒエロニムス会
(???)
1373 Pedro Fernández y Pecha
Fernando Yáñez y de Figueroa
・イベリア半島の王様達、特にスペイン王フェリペ2世は絶大に支持。
・スペイン王カルロス1世(フェリペ2世の父)はユステ修道院で隠居生活。
・スペイン領アメリカとポルトガル領アメリカで宣教。
・19世紀スペイン王の衰退と共に消滅。(女子修道院は健在。)
イエズス会
(教皇の精鋭部隊)
1540 フランシスコ・ザビエルなど
パリ大学の学友6名
・高等教育(学校や神学校の設立)、宣教、プロテスタント阻止が活動の中心。
・各地に設立した大学から、多くの学者、各国の法律家・官公吏を輩出。
・世界で積極的に宣教活動。1549年宣教師フランシスコ・ザビエル達が来日。
・カトリック教会にはびこる汚職、不正、霊的倦怠(意味不明)を激しく批判。


修道士の生活


修道士の1日は神様への祈りと労働。
労働は醸造(ワインやリキュールの薬草酒)、印刷、図書文献管理、聖具製造、修道士育成、知的研究…など。

ホセ・デ・シグエンサ神父は『ヒエロニムス会の歴史』を執筆(エル・エスコリアル宮殿の図書室)


フランシスコ会とイエズス会の修道服


フランシスコ会は 灰色の人 。腰に苦行縄を巻いて裸足。縄は神様の象徴で、3個の結び目(清貧・貞潔・服従の三誓願)がある。
イエズス会は 黒色の人 。日本で宣教活動する時は、日本人の尊敬と信用を高めるために絹製だったみたいです。 ←ラウルはこっち。

トンスラ(ローマ・タイプ)
※神戸市立博物館の狩野内膳筆『南蛮屏風』(桃山時代)に描かれた宣教師


手話と指文字


動作+表情の単語で会話する 手話 は、10世紀頃から 沈黙の行 (イエズス会は 霊操 :28日×5時間の黙想)で使う 修道院手話 があった。
っといっても修道士がよく使う簡単な名詞(食べ物、医療、部屋、聖具…)と動詞(立つ、座る、跪く、告白する…)が少々。
足りない単語は指文字とジェスチャーでカバー。

指文字 は、指で一文字ずつ「L・O・V・E」って書きながら会話。15世紀頃ヨーロッパに広まった。
修道士のナイショ話し、記憶術、説教活動の補助(布教中のフランシスコ会)にも活躍。
実は710年 聖ベーダ (イングランド)がラテン語とギリシャ語の指文字を研究してるけど、ハイレベルすぎて広まらなかったそうです。

手話(イギリス) 指文字(アメリカ)

聴覚障害者(deaf)に手話+指文字+口話を教えた先生第1号は、ベネディクト会の修道士 ペドロ・ポンセ・デ・レオン
この時代は「聴覚障害者に教育はムリ」が常識だったから、とーっても大胆です。
1570年頃サン・サルバドル修道院(スペインのオーニャ)にろう学校を設立。生徒は法的な相続手続きに読み書きが必要な貴族の子供達。

ペドロの個人授業

イングランドの手話 にも、1570年聴覚障害者の手話の記録があります。 ←っとしか書いてないので詳細はわかりませんでした。
ろう学校は1760年一般人トマス・ブレイドウッドがエジンバラに設立。こちらも生徒は裕福な貴族の子供達。


ついでにクシャミ


指文字じゃないけど、指で十字架を作るのは「Good luck」ってコト。よく使うジェスチャーです。
16世紀のイングランドでは咳やクシャミした時、魔除けのおまじない。
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私のトコでは「エンガチョ」なの

誰かがクシャミしたら「Bless you/God bless you(イングランド)」「Salud(スペイン)」。
起源が分からないくらい大昔からある習慣だそうです。
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