イングランドの学校


イギリスの学校は地域、公立校・私立校で違うので複雑。学年は9月始まり。
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Key Stage
(灰色は義務教育)
年齢
(8月31日)
学年
Year
試験 公立校
State School
私立校
Independent School
就学前教育 Foundation Stage 3 Nursery Nursery School
初等教育 4 Reception Primary School Pre-Preparatory School
Key Stage 1 5~6 1~2
Key Stage 2 7~10 3~6 Preparatory School
(Junior School)
中等教育
(前期)
Key Stage 3 11~13 7~9 (CE) Secondary Scool Senior School Public School
中等教育
(後期)
GCSE課程 14~15 10~11 GCSE Grammar School
Comprehensive School
GCE-Aレベル課程 16 12 GCE-AS 6th Form
College of Further Education
6th Form College
Tutorial college
17 13 GCE-A2
高等教育 18~ University
College of HIgher Education


GCSE課程…General Certificate of Secondary Education


GCSEは義務教育の最終学年に全員が受ける統一試験。
受験した必須科目(英語・数学など)と選択科目(音楽・地理など)にA~Gの評価が付く。
この成績が義務教育修了の証で、今後の進学や就職に一生つきまとうそうです。なんと!イギリスは学歴の賃金格差が世界髄一。
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GCSEの結果

これを調べてる8月はちょうどGCSEの結果が出た時期で、ネットにいっぱい「GCSEはアータラカータラ」とUPされてました。
掲載写真はみんな成績表を手にバンザイ、先生もバンザイ。
ビッグイベントなんですね~。


GCE-Aレベル課程…General Certificate of Education in Advanced Level certificates


この2年間は大学への入学資格のための課程(日本だと大学の一般教養課程)で、GCSEの評価A~Cが必要。
1年目は4~5科目を選択してGCE-ASを受験、2年目はより専門的な科目を選択してGCE-A2を受験。
大学の合否はGCSE・GCE-AS・GCE-A2の成績で決まる。
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成績表(GCSE)はこんな感じ


学校の年間スケジュール


学期(3学期制が多い)、学期のお名前、お休みの期間、…も学校によってアレコレ違います。
こちらはロンドンからちょっと離れたAlexanders International School(寄宿制インターナショナル・スクール)のスケジュール。



私立校


私立校の年間平均授業料は£10,100(約146万円)、寄宿学校の場合は£24,000(約348万円)。
保守党支持者(中間層?)の2.5~5%が子供を私立校に通わせている。 ~ The Telegraph さんより(2010年:£1=約145円)~

イギリスの年収 を眺めた感じだと、誰でもホイホイ行ける学校じゃなさそうです。


パブリックスクール


私立校の中でもトップ10%を構成するエリート校がパブリックスクール。
学費が超高い寄宿学校で、良家のご子息・ご令嬢がご入学。とっても頭脳明晰な平民には、奨学金のチャンスあり。
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イートン・カレッジ 部屋
食堂

パブリックスクールの中でも超ウルトラ一流エリート校がザ・ナイン。
ダイアナ妃の王子達や第75代首相デーヴィッド・キャメロンはイートン・カレッジ出身。なんと制服は燕尾服でっす。

ザ・ナイン
1179年 ウェストミンスター・スクール 1243年 ハロー・スクール 1382年 ウィンチェスター・カレッジ
1440年 イートン・カレッジ 1509年 セントポールズ・スクール 1552年 シュルーズベリー・スクール
1561年 マーチャント・テイラーズ・スクール 1567年 ラグビー・スクール 1611年 チャーターハウス・スクール


インターナショナル・スクール


インターナショナル・スクールも私立校の1つ。
こちらはロンドンからちょっと離れた寄宿制インターナショナル・スクールで、GCSEやGCE-Aレベル課程を目指してお勉強。

校舎 青チーム

イングランドには、生徒がグループ毎に活動する伝統的システムがあります。寮生活やイベントはこのチームで活動。
こちらの学校は、青赤緑の3つのチーム。
活動評価はポイント制で、「当校はチーム間の競争によって生まれる達成感と楽しみを提供」だそうです。
それぞれのチームにはキャプテン(House Captain)がいて、毎週会議を開いて、問題はそこで議論して…けっこう熱い。
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キットはカイト派


キットが通った、カンタベリーの私立学校 キングズ・スクール 。597年創設された世界最古の現役学校の1つ。
2012年度の授業料は£7,765(1学期)、寄宿学校の場合は£10,380(1学期)でございます。
Autumn、Lent、Summerの3学期ございますので、年間料金はその3倍でござる。ビックリでござる。
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校舎 制服

その後通ったのが、世界的名門ケンブリッジ大学のコーパスクリスティ・カレッジ 。
コーパスクリスティは聖体祭ってことみたい。
1580年入学。貧しい靴屋の息子だったので、奨学金をもらいながら1584年文学士(Bachelor of Arts)の学位を取得。
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校舎
パーカー図書館 食堂


グラマースクール


もともとは大聖堂や修道院でラテン語、天文学、数学を学ぶ中等学校(カテドラルスクール)。
ヘンリー8世(エリザベス1世の父親)がカトリックを捨てたので学校も消滅。
これはイカン!っと貴族・裕福な商人・ギルドが慈善事業でグラマースクールを創立して、男の子達がラテン語やギリシャ語をお勉強。
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授業用払えない子は無償。でもそういう家の子供は労働力だから、学校には通えなかったそうです。
16世紀のイングランドで自分のお名前が書ける(署名)のは、男性で20%、女性で5%くらい。
ちゃんと読み書きできるのは貴族、紳士、お金持ちの商人くらい。 ~ Early-modern Europe Literacy and education さんより~

弁護士Elize Heleがプリマスに創立したPlympton Grammar School(1658年)

このグラマースクールは、ただいま販売中。ジャコビアン時代ゴシックスタイルの美しい建物。
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校舎 校舎の中


グッドウィルはナイジェル派


グッドウィル(ウィリアム・シェイクスピア)が7~14才まで通ったといわれてる、ストラトフォード・アポン・エイヴォンのグラマースクール。13世紀頃に創設。
裕福な家庭の息子だったけど、ウール販売&市会議員の父親が闇市場疑惑で起訴されて没落。学校を中退したという説あり。
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校舎 1570年代の授業