ケルト人ってなにもの?


中央アジアの草原から馬と車輪付きの乗り物(戦車、馬車)でヨーロッパにやって来た人達。
ケルト戦士集団があちこち征服しながら広がっていったもので、イングランドもケルト人に征服されていた。 ←その後ローマ帝国(ジュリアス・シーザーがいた国)に征服されちゃう。
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くさりかたびら(アミアミの防弾チョッキみたいなやつ)はケルト人が考案したらしいです。

紀元前400年頃のケルト人分布。日本は縄文~弥生時代

ケルト人を難しく言うと『インド・ヨーロッパ語族ケルト語派』の民族、簡単に言うと『大ざっぱな集合』。
ロンドン・パリ・ベルンなどの地名はケルト語が起源。

インド・ヨーロッパ語族 ケルト語派 ナイジェル

ゲール語(ゲーリック語)
古アイルランド語 アイルランド語(アイルランド・ゲール語)
スコットランド・ゲール語
マン島語
ブリタニック語 古ウェールズ語 - ウェールズ語
カンブリア語
古コーンウォール語 - コーンウォール語
古ブルトン語 - ブルトン語(ブルターニュ語)
大陸ケルト語 ガリア語 (ゴール語)
ガラティア語(ガラテヤ語)
ケルト語碑文の諸言語
イタリック語派 ジェフリー

ロマンス諸語
ノルマン語 などなど(ノルマン系はこれ?)


ケルト人の暦


ケルトでは1日の始まりは日没から。
太陽と月の動きを目印に コリニーの暦樹の暦 が使われてた? ちゃんとしたことは分からないそうです。
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ケルト暦は消滅しちゃったけど、イベントは「ハロウィン」や「ヴァルプルギスの夜」となって21世紀にも引き継がれてます。
ぜんぜん関係ないけど火星にもダリアン暦というカレンダーが!

ヨーロッパの言い伝え

ケルト神話の妖精と輪

妖精の力が強まり、妖精界の扉が開いて人間界と交流する日。時間は日暮れどき・真夜中・日の昇る直前・太陽が頭の上にきて影が消えるほんの一瞬。

夏至の前夜は妖精たちが心底陽気になり、美しい人間を自分の花嫁にしようとこっそり連れ去ったりする。
逆に11月の宵祭り(冬の始まりの日)は妖精たちがすっかりふさぎこんでしまう。


コリニーの暦


ガリアのコリニー暦はコリニー(フランス)で発見された、たぶんケルト最古のケルト暦。
紀元前1世紀頃のもので、青銅版にローマ数字で太陰月(60ヶ月)と閏月(2ヶ月)が書かれた5年周期の太陰太陽暦だったらしい。
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こんな感じ

どんな暦だったかは、学者によって意見が分かれてます。
  • 暦の始まりはSamonios。古アイルランドのサウィン(10月31日-11月1日)?ベルティネ(5月1日)?夏至?秋分?
  • 月の始まりは新月?満月?
  • 1ヶ月は前半(15日)と後半(14か15日)があって、30日の月は「matus:幸運」、29日の月は「anmatus:不運」。

月の名前 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 グレゴリウス暦
Winter Half of Year
Ciallos? 閏月 MAT
Samonios 夏が終わる月 30日 MAT MAT MAT MAT MAT 11月初め頃
Dumann 暗い月 29日 ANM ANM ANM ANM ANM 12月頃
Riuros 厚い・頑丈な・大きい月 30日 MAT MAT MAT MAT MAT 1月頃
Anagantios 旅をしない月 29日 ANM ANM ANM ANM ANM 2月頃
Ogron 寒い月 30日 MAT MAT MAT MAT MAT 3月頃
Cutios -不明- 30日 MAT MAT MAT MAT MAT 4月頃
Ciallos bis Sonnocingos 閏月 MAT
Summer Half of Year
Giamon 冬が終わる月 29日 ANM ANM ANM ANM ANM 5月頃
Simiuisonn -不明- 30日 MAT MAT MAT MAT MAT 6月頃
Equos -不明- 29日 ANM ANM ANM ANM ANM 7月頃
Elembiu 鹿狩りの月 29日 ANM ANM ANM ANM ANM 8月頃
Aedrini 輝く/暑い月 30日 MAT MAT MAT MAT MAT 9月頃
Cantlos 歌う月 29日 ANM ANM ANM ANM ANM 10月頃


樹の暦(Beth-Luis-Nion)


いくつかある中の1つ。13ヶ月×28日=364日の暦。
詳しいことはちんぷんかんぷん。28日、28日…っと調べてたら13の月の暦というのがありました。

こんな雰囲気

月の名前 名称 グレゴリウス暦
1月目 Birch Moon カバ 始まりの月 12月24日-1月20日
2月目 Rowan Moon ナナカマド 霊的ヴィジョンへ旅の月 1月21日-2月17日
3月目 Ash Moon トネリコ 水の月 2月18日-3月17日
4月目 Alder Moon ハンノキ 自分を導く月 3月18日-4月14日
5月目 Willow Moon ヤナギ 魔女の月 4月15日-5月12日
6月目 Hawthorn Moon サンザシ 妨害の月 5月13日-6月9日
7月目 Oak Moon ナラ(樫) 熊の月 6月10日-7月7日
8月目 Holly Moon セイヨウヒイラギ 孤立の月 7月8日-8月4日
9月目 Hazel Moon ハシバミ 賢明の月 8月5日-9月1日
10月目 Vine Moon ブドウ 祝いの月 9月2日-9月29日
11月目 Ivy Moon ツタ 反発の月 9月30日-10月27日
12月目 Reed Moon アシ 暖炉の月 10月28日-11月24日
13月目 Elder Moon ニワトコ 完成の月 11月25日-12月22日
12月23日


ケルト人の祭祀と節気



節気


21世紀のヨーロッパにある節気は、至点(夏至、冬至)と分点(春分、秋分)。
キリスト教に結びつけて考えているようです。 ←秋分のイベントが見つからなかった。ないのかなあ?
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お馴染みの二十四節気は中国で生まれた考え方で、日本・中国・韓国・ベトナムが使っているもの。ヨーロッパで「今日は立冬ですね~」と言ったら相手ポカーン。言っちゃだめだ!


昼と夜の長さで分ける 季節の真ん中 春分・夏至・秋分・冬至
季節の始まり 立春・立夏・立秋・立冬
気温で分ける 小暑・大暑・処暑・小寒・大寒
気象で分ける 雨水・白露・寒露・霜降・小雪・大雪
生物で分ける 啓蟄(冬眠の虫が目を覚ます)・清明(お花見シーズン)・小満(麦畑が緑黄色になる)
農事で分ける 穀雨(田畑に雨が降る)・芒種(イネの種をまく)
※節分、お彼岸、八十八夜、土用は「雑節」で二十四節気とは別もの。いっぱいあるねー。


祀られているケルト神話の神様達


ケルト人はヨーロッパの広範囲に住んでいたので「ケルト神話」も地域によって違うようです。
たとえば女神ブリギッドはアイルランドに伝わる神様だし、スプリガンはコーンウォールに伝わる妖精、クー・シーはスコットランドに伝わる犬の妖精。
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女神ブリギッド 神ベレヌス 神ルー
火・金属細工・豊穣・家畜・作物の実り・詩をつかさどる女神。 光・火・治癒をつかさどる神。 太陽(光)つかさどる神。
持ってる槍は神の一族トゥアハ・デ・ダナーンの四神器の一つ。


祭祀と節気


ケルト人の宗教は ドルイド教
王様の次に身分が高いドルイド(神官)が、人間と神との間をつなぐ媒体・政治家・医者家…とマルチに重要な役割を果たしていた。

サウィンの火の祭典/死者の祭

年末から年始にかけての夜は異界との境がなくなり、死者の霊は親族を訪れ魔物や悪霊は作物や家畜に被害を与える。
ドルイドは ウィッカーマン(木製人形) を動物・捕虜・犯罪人の生け贄で満たし、神聖な丘で巨大な火を神に捧げる。
動物の頭と毛皮を纏った人々は、集い、語り合う。

こんな感じ 映画「 ウィッカーマン 」(1973年)
※ウィッカーマンは女好きのハゲ(ジュリアス・シーザー)の『ガリア戦記』でも紹介されてます。


立冬、立春、立夏、立秋(二十四節気)はヨーロッパにはないです。祭祀日は諸説あり。

節気 祭祀(灰色は4大祭祀) 21世紀 備考
立冬
11月7日頃
収穫の終わり
冬の始まりの
サウィン/Samhain
10月31日日没-11月1日日没
ハロウィン
10月31日
・コリニー暦のSamonios、 火の祭典/死者の祭り をする。
  10月31日…1年の終わり。
  11月1日…1年の始まり。
万聖節
11月1日
冬至
12月21-22日
Yule? クリスマス
12月25日
・クリスマスはキリストの誕生日。
立春
2月4日頃
春の始まりの
インヴォルグ/Imbolc
1月31日日没-2月1日日没
聖女ブリギットの祝日
2月1日
女神ブリギッド に捧げる。
・春を感じ始めた満月の日にする儀式(The Silver Boughとか)。
春分
3月20-21日
Ostara? 復活祭(イースター)
移動祝日*1
・復活祭はイエス・キリストが処刑3日後に復活した記念日。
・開催日は春分の日の→最初の満月の→次の日曜日。(*1)
立夏
5月5日頃
夏の始まりの
ベルティネ/Beltane
4月30日日没-5月1日日没
メイデー(五月祭)
5月1日
神ベレヌス に捧げる。
・豊穣を願う儀式(太陽である火を囲んで踊る)をする。
・Beltaneはベル(光輝く)テーン(火)。
夏至
6月20-21日
Litha? 夏至祭(ミッドサマー)
6月24日
・夏至祭は 聖ヨハネ(ジョン)の誕生日
・祭の前夜に魔女や精霊が現れるという言い伝えがある。
立秋
8月7日頃
収穫の始まりの
ルーナサ/Lughnasadh
7月31日日没-8月1日日没
収穫祭(ラマス)
8月1日
神ルー に捧げる。
・最初の収穫の満月にする感謝の儀式(食事や競技)。
秋分
9月22-23日
Mabon?