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#contents_line(level=2,sep=/) *21世紀の船(マストと索具) こちらはオランダのバーク船Europa。マストに繋がってる紐がぜ~んぶ索具。 マストの先っぽでピロピロしてるのは国旗や信号旗。 信号旗が使われるのは18世紀になってから。係留中の船は昼間はN旗、夜間は緑色灯をウンヌンって規則があるみたい。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Europa_%28ship%29]] |&ref(21世紀の船_全体.JPG,,height=200)|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:下から|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:上から| |~|&ref(21世紀の船_索具(下).JPG,,height=300)|&ref(21世紀の船_索具(上).JPG,,height=150)| |~|~|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:裏から| |~|~|&ref(21世紀の船_索具(裏).JPG,,height=150)| *船の各部名称(細かい部品は全部無視だ) 部品の名称は船によってイロイロ。 実際はロープを下げるロープや滑車にまでお名前が…。それぞれのお仕事はこちら[[【船の各部名称】ざっくり一覧>【船の各部名称】ざっくり一覧]]をどうぞ。 見比べたらちょびっとは乗り越えられそう。 &ref(船の各部名称_マストと索具.PNG) こちらはイギリス海軍士官キャプテン・クックが乗ってたHMS Endeavour(Bark 1768)の模型。索具がかなりシンプル。 ハリヤードは間違ってるかも。ふえええ、索具ってムズカシイ…。 あとセイル広げると檣楼が前見えないっぽいです。ホンモノの船(写真)でも見えないっぽいです。裾をペロってめくるの? **静索(Standing rigging) マストや帆を支えるための棒とロープ。 |>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:コース|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:トップ|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:トップゲルン|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:ロイヤル| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):斜檣| |BGCOLOR(skyblue):a1|Bowsprit|BGCOLOR(skyblue):a2|Jib-boom||||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):トップ(檣楼)| |||BGCOLOR(skyblue):b1|Fore, Main, Mizen top|BGCOLOR(skyblue):b2|Fo, Ma, Mi crosstree||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):マスト(檣、帆柱)| |BGCOLOR(skyblue):c1|Fo, Ma, Mi mast|BGCOLOR(skyblue):c2|Fo, Ma, Mi top mast|BGCOLOR(skyblue):c3|Fo, Ma, Mi top-gallant mast|BGCOLOR(skyblue):c4|Fo, Ma, Mi royal mast| &ref(船の各部名称_マストと索具(静索).PNG) |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ステイ(前支索)…マストを支えるロープ| |BGCOLOR(yellow):a1|Bob, Martingal stay|BGCOLOR(yellow):a2|Fo, Ma, Mi stay|BGCOLOR(yellow):a3|Fo, Ma, Mi top stay|BGCOLOR(yellow):a4|Fo, Ma, Mi top-gallant stay| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):シュラウド(横静索)…マストに登る縄梯子| |BGCOLOR(yellow):b1|Fo, Ma, Mi shroud|BGCOLOR(yellow):b2|Fo, Ma, Mi futtock shroud|BGCOLOR(yellow):b3|Fo, Ma, Mi top shroud|BGCOLOR(yellow):b4|Fo, Ma, Mi top-gallant shroud| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):バックステイ(後支索)…マストを支えるロープ| |||||BGCOLOR(yellow):c1|Fo, Ma, Mi top standing backstay|BGCOLOR(yellow):c2|Fo, Ma, Mi top-gallant standing backstay| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):その他| |BGCOLOR(yellow):d1|Fo, Ma, Mi chain|BGCOLOR(yellow):d2|Fore, Main stay tackle||||| **動索(Running rigging) 帆を操作する棒とロープ。 |>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:コース|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:トップ|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:トップゲルン|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:ロイヤル| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ヤード(帆桁)…横帆を張る棒| |BGCOLOR(skyblue):a1|Sprit-sail yard|BGCOLOR(skyblue):a2|Sprit-topsail yard||||| |BGCOLOR(skyblue):b1|Fore, Main, Cross-jack yard|BGCOLOR(skyblue):b2|Fore, Main, Mizen top yard|BGCOLOR(skyblue):b3|Fo, Ma, Mi top-gallant yard|BGCOLOR(skyblue):b4|Fo, Ma, Mi royal yard| |BGCOLOR(skyblue):c1|Spanker-boom|BGCOLOR(skyblue):c2|Spanker-gaff||||| &ref(船の各部名称_マストと索具(動索).PNG) |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ヤードリフト…ヤードを吊っているロープ| |BGCOLOR(yellow):a1|Sprit-sail, Sprit-topsail lift||||||| |BGCOLOR(yellow):a2|Fore, Main, Cross-jack lift|BGCOLOR(yellow):a3|Fo, Ma, Mi top lift|BGCOLOR(yellow):a4|Fo, Ma, Mi top-gallant lift||| |BGCOLOR(yellow):a5|Spanker lift||||||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ブレース…ヤードを動かすロープ| |BGCOLOR(yellow):b1|Sprit-sail, Sprit-topsail brace||||||| |BGCOLOR(yellow):b2|Fore, Main, Cross-jack brace|BGCOLOR(yellow):b3|Fo, Ma, Mi top brace|BGCOLOR(yellow):b4|Fo, Ma, Mi top-gallant brace||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ハリヤード…帆を上げ下げするロープ| |BGCOLOR(yellow):c1|Sprit-sail, Sprit-topsail halyard||||||| |||BGCOLOR(yellow):c2|Fore, Main top halyard|BGCOLOR(yellow):c3|Fo, Ma, Mi top-gallant halyard|BGCOLOR(yellow):c4|Fore, Main royal halyard| |BGCOLOR(yellow):c5|Spanker halyard||||||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):その他| |BGCOLOR(yellow):d1|Fore yard tackle|BGCOLOR(yellow):d2|Foot rope||||| *マスト/檣(しょう)/帆柱(Mast) マストはセイルを張る大事な柱で、たいていの船はフォア・メイン・ミズンの3本マスト。 それぞれのマストは、電柱みたいに1本ズドーンとした棒。20世紀になると船が大きくなって数本つなげるようになった。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Mast_%28sailing%29]] |&ref(マスト.PNG)|&ref(マスト_折れた.JPG,,height=200)げっ、折れた| マストは船体の底にある檣座(檣根座:Mast step、檣根枠:Tabernacle)にプスッと刺さってる。 船体の上ではステイ、バック・ステイ、シュラウドで支えてる。 もしマストが折れてリニューアルなんてことになったら、そりゃもう大変なお仕事。 |&ref(マスト_支える(檣座).PNG)|&ref(マスト_支える(ロープ).PNG)甲板から見上げると| *檣楼(Top)とクロスツリー(Crosstree) 檣楼は見張り、操帆、射撃する場所。出入りは索具を通すラバーズ・ホール(檣楼昇降口)の穴からどうぞ。 クロスツリー(檣楼のもっと上にある)はヤードを吊る棒。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Top_%28sailing_ship%29]] |&ref(檣楼とクロスツリー_檣楼.PNG)檣楼|&ref(檣楼とクロスツリー_クロスツリー.PNG)クロスツリー| ※このマストは数本の棒をつないぐタイプ。 *シュラウド(Shroud)とファトック・シュラウド(Futtock shroud) シュラウド(横静索)はマストを支えるロープ。シュラウドにラットライン(段索)が合体して縄梯子になってる。 荷物を運ぶときは、[[ファトック・シュラウド>http://en.wikipedia.org/wiki/Futtock_shrouds]](檣楼下横静索)からどうぞ。 習熟した船乗りならここから檣楼へ登れる。こんなことホイホイできちゃうジェフリーってすごいっっっ! [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Shroud_%28sailing%29]] |&ref(シュラウドとファトック・シュラウド.PNG)|&ref(シュラウドとファトック・シュラウド_ファトック・シュラウド.JPG,,height=300)習熟した人| *ヤード(Yard)とフット・ロープ(Foot rope)とガスケット(Gasket) ヤードはセイルを張る棒。行き方はシュラウドを登る→ヤードに到着→フット・ロープで横移動です。 とっても高いところだから、21世紀はヤードに安全ベルトをかけてお仕事してる。 畳んだセイル(畳帆)は[[ガスケット>http://en.wikipedia.org/wiki/Gasket_%28sailing%29]]で縛る。セイルを拡げたら(展帆)、ガスケットはクルクル(gasket coil)しておく。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Yard_%28sailing%29]] |&ref(ヤードとフットロープ.PNG)|&ref(ヤードとフットロープ_畳帆.JPG,,height=300)畳帆中。高所恐怖症の人はムリそう| *ステイ・テークル(Stay tackle)とヤード・テークル(Yard tackle) テークル(滑車装置)は[[荷役>http://en.wikipedia.org/wiki/Stevedore]](貨物の上げ下ろし)に使うロープと[[滑車>http://en.wikipedia.org/wiki/Block_%28sailing%29]]を組み合わせた装置です。クレーン車の先っぽのアレ。 ステイ、ヤード、…アチコチにぶら下がってる。 貨物の大きさ重さによってやり方はイロイロ。たぶん時代によってもイロイロ、船によってもイロイロです。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Block_and_tackle]] &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル.JPG) #region(close,滑車ってスゴイ♥) 滑車は小さい力で重い物を持ち上げたり、力の方向を変えたりする装置です。ボートや錨の上げ下ろしに大活躍。 大活躍だからアチコチにアリ。 16世紀は人間が引き縄を引っ張って持ち上げてます。電気なんて無くったってヘッチャラさ! &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル(滑車).JPG)イングランドのガレオン船(1607年:[[Jamestown Settlement>https://en.wikipedia.org/wiki/Jamestown_Settlement]]) #blockquote(){&u(){&bold(){小さい力で重い物を持ち上げる}} 滑車には「定滑車」と「動滑車」の2種類があります。 ・定滑車…荷物が上がる方向と人間が力を出す方向を変える装置。荷物は持ち上げるより引っ張る方が楽チンだもんね。 ・動滑車…人間と天井で引っ張る力を半分こする装置。荷物が上がる距離も半分になるからロープは2倍引っ張ってね。 その合わせ技が「組み合せ滑車=テークル」。とーっても便利だから船はテークルをいっぱい使ってます。 [[wikipedia>https://en.wikipedia.org/wiki/Pulley]] &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル(滑車:小さい力で重い物).JPG)滑車と仕事(中学理科で習います) } #endregion #region(close,テークルを使えば重いボートだってホイホイ下ろせちゃうぜ!) こちらはステイ・テークルとヤード・テークルを使ったボートの上げ下ろし方法です。説明が見つからなかったので詳細不明。 画の中に[[引き縄>https://en.wikipedia.org/wiki/Guy_(sailing)]](Guy)が登場しないけど使わないのかしら? ボートを上げるときはご活躍しそうな感じがします。ボートが傾かないように気をつけてね! &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル(ボート).JPG) #blockquote(){&u(){&bold(){ボート・ブームでボートをホイホイ下ろせちゃうぜ!}} こちらはマストに設置されたクレーンの[[ボート・ブーム>https://en.wikipedia.org/wiki/Boom_(sailing)]](Boat boom)を使ったボートの上げ下ろし方法です。 16世紀も使ってるかは不明。 ③でボートに乗り込みます。ブームを使うときは[[ステイスル>https://en.wikipedia.org/wiki/Staysail]](マストとマストの間に張る三角の帆)を畳んでね! &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル(ボート:ボート・ブーム).JPG)[[Götheborg号>https://en.wikipedia.org/wiki/G%C3%B6theborg_(ship)]](1745年:スウェーデン) } #endregion *投鉛台、投錨台(Chain/Channel) 投鉛台は測鉛手(chainsman)が海の深さを測る「バイ・ザ・マーク・テン」の場所。測深のやり方はこちら[[【船】航海]]をどうぞ。 船の両側に付いてる。 横支索留め板(chainwale)が張り出してるおかげで、シュラウドの傾斜も緩やかになる。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Chains_%28nautical%29]] |&ref(投鉛台.PNG)|&ref(投鉛台_測鉛.JPG,,height=300)測鉛(左舷で測ってる)| フォアは投錨台と呼ぶのでしょうか?アンカーをアータラカータラするの?調べたけど分からなかったです。 &ref(投鉛台_投錨台.JPG,,height=300)HMSヴィクトリー号(18世紀) ---- ----
#contents_line(level=2,sep=/) *21世紀の船(マストと索具) こちらはオランダのバーク船Europa。マストに繋がってる紐がぜ~んぶ索具。 マストの先っぽでピロピロしてるのは国旗や信号旗。 信号旗が使われるのは18世紀になってから。係留中の船は昼間はN旗、夜間は緑色灯をウンヌンって規則があるみたい。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Europa_%28ship%29]] |&ref(21世紀の船_全体.JPG,,height=200)|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:下から|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:上から| |~|&ref(21世紀の船_索具(下).JPG,,height=300)|&ref(21世紀の船_索具(上).JPG,,height=150)| |~|~|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:裏から| |~|~|&ref(21世紀の船_索具(裏).JPG,,height=150)| *船の各部名称(細かい部品は全部無視だ) 部品の名称は船によってイロイロ。 実際はロープを下げるロープや滑車にまでお名前が…。それぞれのお仕事はこちら[[【船の各部名称】ざっくり一覧>【船の各部名称】ざっくり一覧]]をどうぞ。 見比べたらちょびっとは乗り越えられそう。 &ref(船の各部名称_マストと索具.PNG) こちらはイギリス海軍士官キャプテン・クックが乗ってたHMS Endeavour(Bark 1768)の模型。索具がかなりシンプル。 ハリヤードは間違ってるかも。ふえええ、索具ってムズカシイ…。 あとセイル広げると檣楼が前見えないっぽいです。ホンモノの船(写真)でも見えないっぽいです。裾をペロってめくるの? **静索(Standing rigging) マストや帆を支えるための棒とロープ。 |>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:コース|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:トップ|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:トップゲルン|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:ロイヤル| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):斜檣| |BGCOLOR(skyblue):a1|Bowsprit|BGCOLOR(skyblue):a2|Jib-boom||||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):トップ(檣楼)| |||BGCOLOR(skyblue):b1|Fore, Main, Mizen top|BGCOLOR(skyblue):b2|Fo, Ma, Mi crosstree||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):マスト(檣、帆柱)| |BGCOLOR(skyblue):c1|Fo, Ma, Mi mast|BGCOLOR(skyblue):c2|Fo, Ma, Mi top mast|BGCOLOR(skyblue):c3|Fo, Ma, Mi top-gallant mast|BGCOLOR(skyblue):c4|Fo, Ma, Mi royal mast| &ref(船の各部名称_マストと索具(静索).PNG) |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ステイ(前支索)…マストを支えるロープ| |BGCOLOR(yellow):a1|Bob, Martingal stay|BGCOLOR(yellow):a2|Fo, Ma, Mi stay|BGCOLOR(yellow):a3|Fo, Ma, Mi top stay|BGCOLOR(yellow):a4|Fo, Ma, Mi top-gallant stay| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):シュラウド(横静索)…マストに登る縄梯子| |BGCOLOR(yellow):b1|Fo, Ma, Mi shroud|BGCOLOR(yellow):b2|Fo, Ma, Mi futtock shroud|BGCOLOR(yellow):b3|Fo, Ma, Mi top shroud|BGCOLOR(yellow):b4|Fo, Ma, Mi top-gallant shroud| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):バックステイ(後支索)…マストを支えるロープ| |||||BGCOLOR(yellow):c1|Fo, Ma, Mi top standing backstay|BGCOLOR(yellow):c2|Fo, Ma, Mi top-gallant standing backstay| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):その他| |BGCOLOR(yellow):d1|Fo, Ma, Mi chain|BGCOLOR(yellow):d2|Fore, Main stay tackle||||| **動索(Running rigging) 帆を操作する棒とロープ。 |>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:コース|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:トップ|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:トップゲルン|>|BGCOLOR(lightgrey):CENTER:ロイヤル| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ヤード(帆桁)…横帆を張る棒| |BGCOLOR(skyblue):a1|Sprit-sail yard|BGCOLOR(skyblue):a2|Sprit-topsail yard||||| |BGCOLOR(skyblue):b1|Fore, Main, Cross-jack yard|BGCOLOR(skyblue):b2|Fore, Main, Mizen top yard|BGCOLOR(skyblue):b3|Fo, Ma, Mi top-gallant yard|BGCOLOR(skyblue):b4|Fo, Ma, Mi royal yard| |BGCOLOR(skyblue):c1|Spanker-boom|BGCOLOR(skyblue):c2|Spanker-gaff||||| &ref(船の各部名称_マストと索具(動索).PNG) |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ヤードリフト…ヤードを吊っているロープ| |BGCOLOR(yellow):a1|Sprit-sail, Sprit-topsail lift||||||| |BGCOLOR(yellow):a2|Fore, Main, Cross-jack lift|BGCOLOR(yellow):a3|Fo, Ma, Mi top lift|BGCOLOR(yellow):a4|Fo, Ma, Mi top-gallant lift||| |BGCOLOR(yellow):a5|Spanker lift||||||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ブレース…ヤードを動かすロープ| |BGCOLOR(yellow):b1|Sprit-sail, Sprit-topsail brace||||||| |BGCOLOR(yellow):b2|Fore, Main, Cross-jack brace|BGCOLOR(yellow):b3|Fo, Ma, Mi top brace|BGCOLOR(yellow):b4|Fo, Ma, Mi top-gallant brace||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):ハリヤード…帆を上げ下げするロープ| |BGCOLOR(yellow):c1|Sprit-sail, Sprit-topsail halyard||||||| |||BGCOLOR(yellow):c2|Fore, Main top halyard|BGCOLOR(yellow):c3|Fo, Ma, Mi top-gallant halyard|BGCOLOR(yellow):c4|Fore, Main royal halyard| |BGCOLOR(yellow):c5|Spanker halyard||||||| |>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(lightgrey):その他| |BGCOLOR(yellow):d1|Fore yard tackle|BGCOLOR(yellow):d2|Foot rope||||| *マスト/檣(しょう)/帆柱(Mast) マストはセイルを張る大事な柱で、たいていの船はフォア・メイン・ミズンの3本マスト。 それぞれのマストは、電柱みたいに1本ズドーンとした棒。20世紀になると船が大きくなって数本つなげるようになった。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Mast_%28sailing%29]] |&ref(マスト.PNG)|&ref(マスト_折れた.JPG,,height=200)げっ、折れた| マストは船体の底にある檣座(檣根座:Mast step、檣根枠:Tabernacle)にプスッと刺さってる。 船体の上ではステイ、バック・ステイ、シュラウドで支えてる。 もしマストが折れてリニューアルなんてことになったら、そりゃもう大変なお仕事。 |&ref(マスト_支える(檣座).PNG)|&ref(マスト_支える(ロープ).PNG)甲板から見上げると| *檣楼(Top)とクロスツリー(Crosstree) 檣楼は見張り、操帆、射撃する場所。出入りは索具を通すラバーズ・ホール(檣楼昇降口)の穴からどうぞ。 クロスツリー(檣楼のもっと上にある)はヤードを吊る棒。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Top_%28sailing_ship%29]] |&ref(檣楼とクロスツリー_檣楼.PNG)檣楼|&ref(檣楼とクロスツリー_クロスツリー.PNG)クロスツリー| ※このマストは数本の棒をつないぐタイプ。 *シュラウド(Shroud)とファトック・シュラウド(Futtock shroud) シュラウド(横静索)はマストを支えるロープ。シュラウドにラットライン(段索)が合体して縄梯子になってる。 荷物を運ぶときは、[[ファトック・シュラウド>http://en.wikipedia.org/wiki/Futtock_shrouds]](檣楼下横静索)からどうぞ。 習熟した船乗りならここから檣楼へ登れる。こんなことホイホイできちゃうジェフリーってすごいっっっ! [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Shroud_%28sailing%29]] |&ref(シュラウドとファトック・シュラウド.PNG)|&ref(シュラウドとファトック・シュラウド_ファトック・シュラウド.JPG,,height=300)習熟した人| *ヤード(Yard)とフット・ロープ(Foot rope)とガスケット(Gasket) ヤードはセイルを張る棒。行き方はシュラウドを登る→ヤードに到着→フット・ロープで横移動です。 とっても高いところだから、21世紀はヤードに安全ベルトをかけてお仕事してる。 畳んだセイル(畳帆)は[[ガスケット>http://en.wikipedia.org/wiki/Gasket_%28sailing%29]]で縛る。セイルを拡げたら(展帆)、ガスケットはクルクル(gasket coil)しておく。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Yard_%28sailing%29]] |&ref(ヤードとフットロープ.PNG)|&ref(ヤードとフットロープ_畳帆.JPG,,height=300)畳帆中。高所恐怖症の人はムリそう| *ステイ・テークル(Stay tackle)とヤード・テークル(Yard tackle) テークル(滑車装置)は[[荷役>http://en.wikipedia.org/wiki/Stevedore]](貨物の上げ下ろし)に使うロープと[[滑車>http://en.wikipedia.org/wiki/Block_%28sailing%29]]を組み合わせた装置です。クレーン車の先っぽのアレ。 ステイ、ヤード、…アチコチにぶら下がってる。 貨物の大きさ重さによってやり方はイロイロ。たぶん時代によってもイロイロ、船によってもイロイロです。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Block_and_tackle]] &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル.JPG) #region(close,滑車ってスゴイ♥) 滑車は小さい力で重い物を持ち上げたり、力の方向を変えたりする装置です。ボートや錨の上げ下ろしに大活躍。 大活躍だからアチコチにアリ。 16世紀は人間が引き縄を引っ張って持ち上げてます。電気なんて無くったってヘッチャラさ! &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル(滑車).JPG)イングランドのガレオン船(1607年:[[Jamestown Settlement>https://en.wikipedia.org/wiki/Jamestown_Settlement]]) #blockquote(){&u(){&bold(){小さい力で重い物を持ち上げる}} 滑車には「定滑車」と「動滑車」の2種類があります。 ・定滑車…荷物が上がる方向と人間が力を出す方向を変える装置。荷物は持ち上げるより引っ張る方が楽チンだもんね。 ・動滑車…人間と天井で引っ張る力を半分こする装置。荷物が上がる距離も半分になるからロープは2倍引っ張ってね。 その合わせ技が「組み合せ滑車=テークル」。とーっても便利だから船はテークルをいっぱい使ってます。 [[wikipedia>https://en.wikipedia.org/wiki/Pulley]] &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル(滑車:小さい力で重い物).JPG)滑車と仕事(中学理科で習います) } #endregion #region(close,テークルを使えば重いボートだってホイホイ下ろせちゃうぜ!) こちらはステイ・テークルとヤード・テークルを使ったボートの上げ下ろし方法です。説明が見つからなかったので詳細不明。 画の中に[[引き縄>https://en.wikipedia.org/wiki/Guy_(sailing)]](Guy)が登場しないけど使わないのかしら? ボートを上げるときはご活躍しそうな感じがします。テークルをウニウニするときはボートが傾かないように気をつけてね! &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル(ボート).JPG) #blockquote(){&u(){&bold(){ボート・ブームでボートをホイホイ下ろせちゃうぜ!}} こちらはマストに設置されたクレーンの[[ボート・ブーム>https://en.wikipedia.org/wiki/Boom_(sailing)]](Boat boom)を使ったボートの上げ下ろし方法です。 16世紀も使ってるかは不明。 ③でボートに乗り込みます。ブームを使うときは[[ステイスル>https://en.wikipedia.org/wiki/Staysail]](マストとマストの間に張る三角の帆)を畳んでね! &ref(ステイ・テークルとヤード・テークル(ボート:ボート・ブーム).JPG)[[Götheborg号>https://en.wikipedia.org/wiki/G%C3%B6theborg_(ship)]](1745年:スウェーデン) } #endregion *投鉛台、投錨台(Chain/Channel) 投鉛台は測鉛手(chainsman)が海の深さを測る「バイ・ザ・マーク・テン」の場所。測深のやり方はこちら[[【船】航海]]をどうぞ。 船の両側に付いてる。 横支索留め板(chainwale)が張り出してるおかげで、シュラウドの傾斜も緩やかになる。 [[wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Chains_%28nautical%29]] |&ref(投鉛台.PNG)|&ref(投鉛台_測鉛.JPG,,height=300)測鉛(左舷で測ってる)| フォアは投錨台と呼ぶのでしょうか?アンカーをアータラカータラするの?調べたけど分からなかったです。 &ref(投鉛台_投錨台.JPG,,height=300)HMSヴィクトリー号(18世紀) ---- ----

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