アカリの碁、2年目。
出会いが多く、黄金期を迎える。
アカリの碁にいる方が、Whale Catching Clubを設立される。
以降、たまに親善試合(Goodwill Match)が行われる。
この年くらいから、KGSのロボット界に急激な変化が起き始める。
当時、KGSのフリーのロボットで最強のロボットは、GnuGoで、棋力は19路で6k前後だった。
9路でも棋力は6k前後と、盤面が狭くなっても棋力は変わらなかった。
しかし、ある日、CrazyStoneの7路ヴァージョンが、一時期フリーでダウンロードできる状態になった。
7路盤とはいえ、その強さは凄まじくて、初めて見る者の度肝を抜いたようであった。
ある日、アカリの碁で、起動されているCrazyStoneの7路ヴァージョンに戦いを挑んだ。
その人は、KGSの日本人の管理人にして、常にロボットを多数を起動させていている方。
ホームページに、「KGSで動くロボットの作り方」を紹介しているほど、ロボットの強さをよく知ってる人だった。
しかし、対局開始からCrazyStoneの力強い手が続き、形勢はその人の劣勢になり、ついには投了ボタンを押すことになった。
ロボットが勝利と同時に去った。
今までのロボットとは、異質の強さを感じたその盤面を1人で見つめながら、その人は思わずこう口にした。
「Tueeeeeeeeeeeeeee」
のちに、KGS中で、主に狭い盤でKGSの有段者をも倒すほどのロボットが、多数起動するようになったが、この時期のアカリの碁がその先駆け的存在であったように、今から考えればそう思える。
この時期以降、アカリの碁では主に狭い盤において、KGSの有段者をも倒すほどのロボットが起動するようになったのであった。
2007年10月13日、初代AkBotが誕生。
エンジンは、初期のモンテカルロ法のフリーソフトで最強の MoGo release 1 だった。
これまでの7路盤よりも広い9路盤において、KGSの有段者をも倒すほどの実力を持っていた。
当時はAKB48は有名ではなかったので、AKB48とAkBotの誕生は無関係であった。
のちにAkBotの対局で、AkBotが手筋を放つと、ギャラリーから「AKB!AKB!」と歓声があがることになるとは、当時は誰も予想しなかったであろう・・・
最終更新:2012年12月06日 23:15