【初めての方へ】期間従業員基礎知識

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「期間従業員(期間工)って何?」
「期間従業員(期間工)ってどんな仕事?」
など、まだ期間従業員(期間工)について知らない方に簡単に期間従業員(期間工)について説明します。

期間従業員について

期間従業員(期間工)とは?

メーカーやその関連企業が生産状況に応じて一時的に雇用する臨時従業員のことです。
期間社員や臨時従業員などとも呼ばれます。
基本的に3ヶ月~6ヶ月の契約を結び、契約満了時に慰労金を支払うのが一般的です。
以前は畜農業などの空いた時間に働く方が多く「季節工」と呼ばれていました。
現在は「期間工」という呼び名が通称となっています。
自動車メーカーや自動車部品製造メーカーなどがこの雇用方法を多く取り入れています。

なんで待遇がいいの?ブラックだから?

期間従業員(期間工)という働き方がいつ解雇されるかわからない不安定な仕事であること、
肉体労働で夜勤などもあり、慣れるまで大変だということが理由と考えられます。
短期雇用契約を結ぶため満了金をもらって退職する人が多い傾向もあり、
人の入れ替わりが激しいとの見方もあります.
会社自体は一流企業が多いので、法律を順守する傾向は強いのですが、
寮生活や上司との人間関係などに苦労する人も多いようです。

どんな人が働いているの?

主にフリーターや工場経験者、お金を稼ぎたい人が集まります。
正社員登用を希望する人も多くいるようですが、採用される可能性は低いといわれています。
女性の勤務については受け入れているところもありますが配属先が限られることが多いため、採用人数自体は少ないようです。

働き方について

「直接雇用」「派遣」のふたつの働き方があります。
「直接雇用」をしている会社も自社で広告を掲載し、求職者を集める方法と人材会社に紹介してもらう方法、
その両方を併用する方法があるようです。
広告を見るときに広告を掲載している企業が自動車メーカーの場合は、自動車会社に直接応募することができます。
広告掲載企業が自動車メーカーではない場合、人材会社であることが多いです。
その場合は雇用形態が「紹介」なのか「派遣」なのか確認する必要があります。

派遣と直接雇用の違いについて

「派遣」は派遣会社の雇用になります。報酬を支払うのは派遣会社です。
直接雇用はメーカーでの雇用となります。
配属先や賃金に差があることも多いので企業ごとに詳細をきちんと調べることをお勧めします。
また「派遣」の場合、寮や光熱費などの費用が発生する場合もありますのでこちらもあらかじめ調べておくことが大切です。

採用基準について

採用に年齢は関係あるの?

企業ごとに採用年齢の上限はある、と言わざるを得ません。会社によって異なると思われますが様々な情報を集め、
各企業の選考情報に、採用されている年齢層を表記していきたいと思っています。
当然企業側の正式な年齢基準は明らかにされていないので、募集人数や時期によっても異なると思われます。目安としてお考えください。

製造業界未経験でも大丈夫?

採用に製造経験が必須、という会社は少ないと考えられます。
それより体力があること、指示をきちんとこなせることなどの基本的な能力が求められます。
どれくらい頑丈で体が強いのか、を実体験を交えてアピールすることをお勧めします。

筆記試験はあるの?

これも企業によって異なります。筆記試験や実技試験などを行う会社もあります。
筆記試験も単純な一けた+一けたの足し算やねじとナットを組み付けるなど簡単なものばかりです。
なるべく多くの計算、ナット組み付けなどを行えるようにしましょう。
面接のみ、という会社もたくさんありますのでご安心ください。

どんな服装で参加すればいいの?

スーツなどの指定のある会社は指定のかっこうで面接に参加してください。
それ以外のところでは私服でも基本問題ありません。

勤務・待遇について

仕事内容について

自動車や航空機、その他についても業務内容は変わりますが、基本的には未経験でもOKな作業となっています。
例として、自動車メーカーでの主な仕事内容としては、組立/プレス/溶接/鍛造/鋳造/供給/塗装/検査などあります。
航空機関連のお仕事などはライン作業ではない場合が多いようです。
作業指示書、というものを見ながら自分で作業を進めていくのが主流となっているようです。

勤務時間について

勤務は日勤だけではなく昼夜の交替勤務が多くあります。会社によっては3交替制の場合もあります。
交替勤務とは今週は朝から夕方まで、次の週は夕方から翌朝まで、と勤務時間を交替する勤務のことです。
休憩なども挟んで多くの場合は7時間~8時間勤務を定時とするところが多いです。
交替勤務は肉体的にはきついですが、手当がつくことが多くたくさん稼ぎたい人には向いているようです。

給与について

日給換算で8千円から1万円の間が多いようです。
満期慰労金(満了一時金など会社によって名前は異なります)などの皆勤手当、交替勤務に対しての手当、
残業手当や深夜手当など多くの手当がつきますが、手当には各会社ごとの規定があります。
主に遅刻、欠勤などの勤怠についての規定が多いようです。

どの会社を選ぶのがいいの?

面接合格後に決まる配属先や工場によって労働環境は大きく異なります。設備の新旧によっても作業工程の難易度は変わります。
ライン作業の場合はタクト(ラインのスピード)によっても作業難易度は変化します。
慣れるまではどの工程も大変ですが1か月程度で慣れるといわれています。

合格・不合格の連絡はどのように来るの?


福利厚生について

直接雇用であっても人材会社の雇用であっても社会保険は通常加入できます。
また作業服の無料貸与もほとんどの企業で行われているようです。

正社員になれるの?

正社員登用を謳っている企業は正社員登用試験などがあるはずです。ただ試験の受験資格や試験の頻度、合格率などは当然企業によって異なります。
前年度の正社員採用実績などを掲載している企業は、期間従業員の正社員化に力を入れていることを売りにしていることが多いのでは、と思います。

退職後について

契約期間満了による退職は自己都合にならないため、待機期間7日後から失業手当を受け取ることが出来ます。
離職証明書などの資料を退職後、きちんと受け取ることが必要です。

派遣と直接雇用どちらがいいの?

一概には言えませんが直接雇用のほうが優遇されることが多いようです。
直接雇用で寮費無料だったり、慰労金などの手当が付いたりすることがあります。
派遣は一般的に時給や日給は高いですが、寮費が別にかかったり慰労金がない場合もあります。
各企業ごとに直接雇用と派遣の条件は違いますので、細かい点はご確認ください。

生活について

寮生活について

直接雇用と人材会社が用意した寮によって大きく異なる場合が多いようです。
ひとり一部屋でキッチンや風呂、洗濯機は共同でも寮や光熱費は無料が多いメーカーの寮と、
キッチンや風呂も含めてマンションのような作りですが、寮費用が数万円かかるのが人材会社の寮、というイメージです。
また勤務地によってや赴任する場所によっても大きく変わるようです。

寮の間取りについて

各社によってまちまちですが一例として、一般的な寮の間取りを作ってみました。
寮の間取りは→コチラ


寮の設備について

現在はエアコン、冷蔵庫、テレビ、寝具などが無料で用意されている企業が多いようです。
人材会社の寮については、家具をリースしている会社もあるため、家賃とは別に月数千円の家具使用料が発生する場合もあるようです。

食堂について

大きな工場には食堂がついていることが多いです。従業員価格で食事をすることができるため生活費を抑えることができます。
寮に食堂があるような会社もありますので、面接で確認してみてください。


選考について

選考内容について

書類選考を行う会社もありますが稀です。通常は予約して面接会参加、もしくは予約不要で直接面接会に行くパターンが多いようです。
面接の内容は基本的な受け答えや、借金の有無、体がきちんと動くかどうかなどの確認など簡単なものが多いようです。
筆記試験を取り入れている会社もたまにあるようです。

未経験でも大丈夫?

大抵の期間従業員募集は未経験でもOKのところばかりです。製造未経験、未就労者も特に問題はないでしょう。

面接の持ち物について

通常は履歴書と筆記用具程度で問題ありません。詳細は各企業の募集要項をご確認ください。
履歴書の印鑑押印などの不備で不採用になることもあるようです。
他には筆記用具とメモ帳などがあれば十分です。

【まとめ】期間従業員のメリットとデメリット

寮や食堂が完備されていることが多く、生活にかかる費用も少ないことから、
収入以上に預貯金がしやすい反面、常に契約満了に伴う不安定な雇用です。

この万料金は生産状況に応じて、契約を更新せずに解雇という場合があるための措置と考えられています。
またこの場合の解雇については、すぐに雇用保険(失業手当)を受けられることになっています。

最終更新:2016年08月01日 17:30